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2022年7月23日
出雲国風土記百景(番外)
今回は風景写真なしなので番外ということに。 前回、古代出雲国に鯉あるやなしや、について、最古の補訂本系写本『出雲風土記鈔』(以下『鈔』)を著した岸崎時照は、佐草自清の説を引用して自分の採用したテキストを否定する説を記していることを紹介した。...
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2022年7月9日
出雲国風土記百景(第24景)
【鯉と鮒】 【2021年 2月21日 島根県川本町湯本にて撮影】 今回は『風土記』に鯉がいるのかというお話。写真は残念ながら適当なものがなく、石見の川本町で撮ったもの。また、錦鯉も古代にはいなかったと思うがそこはご容赦を、写真優先のブログなので。 ...
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2022年6月25日
出雲国風土記百景(第23景)
【飯梨川の河口】 【2020年 4月5日撮影】 写真は古墳のようにも見えるが、古墳ではなく、砂堆のようだ。撮影場所は下図のとおりで住吉と論田の集落の間に当たる。両集落は自然堤防上にあるので、かつてはその間にも砂堆があったものの、墓地を残して削平、水田とされたのが現状であろう...
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2022年6月11日
出雲国風土記百景(第22景)
【宇比多伎(うひたき)山】 今回の宇比多伎山は、『風土記』をある程度呼んでいる人にはすぐ?となったろう。 それは『山川』に対応する行数がない、すなわち細川家本になく、補訂本系写本にのみ見える山名だからである。 この宇比多伎山は『山川』の神門郡695行目に当たる。吉栗山割り注...
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2022年5月28日
出雲国風土記百景(第21景)
【たこ(虫+居 虫+者)島】 【2021年9月撮影】 まずは写真から。 大根島(『風土記』のたこ島)の波入あたりの風景ではないかと思うが、昨年度はよく晴れた日が多く、家から近いこともあって、何度も写真撮影に訪れた。そのうちの一枚である。高い雲とマグリットの絵みたいな低い千切...
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2022年5月14日
出雲国風土記百景(第20景)
【蜈蚣島(むかでじま)】 【2017年 9月28日撮影】 中海に浮かぶ江島は、『出雲国風土記』には291蜈蚣島として登場する。 実は細川家本ほか岸崎時照の『出雲風土記抄』を含め写本ではこの島は「たこ(虫+居、虫+者)島」と記されている。しかし、この島の説明は293で「故、蜈...
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2022年4月30日
出雲国風土記百景(第19景)
【正西道・山陰道跡】 【松江市玉湯町湯町の正西道跡 2013年ごろ撮影】 上の写真は松江市玉湯町湯町に残る、『風土記』の正西道(979~980)の痕跡である。この道路に沿って駅が設置されており、山陰道駅路であった。一段低くくぼんでいる場所が、当時の道路と考えられている。...
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2022年4月16日
出雲国風土記百景(第18景)
【島根郡の新造院】 今回は写真が今一つなので文章から。 『出雲国風土記』には寺院に相当する新造院の記載が各郡にあり、現存写本では意宇・楯縫・出雲・神門・大原の5郡に10の新造院と寺号を有する教昊寺がある。 これに加え、近年廣岡義隆氏が島根郡にも寺院記載があったのではないか、...
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2022年4月2日
出雲国風土記百景(第17景)
【島根郡の立石】 前回紹介した、華蔵寺の立石は、大岩の脇にある高さ1.5mくらいの立柱状の石である。ちかくには巨岩が転々としており、自然とこうなったのか、人為的なものなのかにわかに判断しづらい。 【華蔵寺 弁慶の立石1】(2022年3月20日撮影)...
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2022年3月26日
出雲国風土記百景(第16景)
【弁慶の立石】 写真1(2022年3月20日撮影) 写真2 前回紹介した、長海川の水源、杉井霊泉とは別に、現在の華蔵寺庫裏の下あたりにある水源地である(前回地図参照)。 華蔵寺の奥の院とされ、かつて「滝の観音堂」「弥勒の窟」があり、現在は「弁慶の立石」として知られている。近...
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2022年3月19日
出雲国風土記百景(第15景)
【枕木山華蔵寺と杉井霊泉】 本庄から見た枕木山(島根郡255大倉山、右側の山 2017年8月1日撮影) 枕木山華蔵寺の杉井霊泉(2017年9月5日撮影) 前々回第13景で安来市清水寺参道の湧水を紹介した際に、同じように岩から水がわき出る不思議な光景の事例があるとして、枕木山...
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2022年3月12日
出雲国風土記百景(第14景)
【三穂之埼】 (2021年10月23日撮影) 写真は鳥取県大山町平(たいら)付近から、北を向いて美保湾越しに美保関を写したもの。この時は雨雲の切れ目に一瞬だけ光が当たる条件だった。写真の左(西)から右(東側)に、長く伸びた島根半島が見える。...
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2022年3月5日
出雲国風土記百景(第13景)
【清水寺参道】 (2021年6月20日撮影) 『風土記』には記述がないが、安来市清水寺は、室町時代建立の根本堂(重要文化財)、平安期の阿弥陀如来像・十一面観音立像、嘉暦4年〈1329〉在銘の摩多羅神座像(いずれも重要文化財)などを持つ、天台宗の古刹である。...
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