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2022年4月2日
出雲国風土記百景(第17景)
【島根郡の立石】 前回紹介した、華蔵寺の立石は、大岩の脇にある高さ1.5mくらいの立柱状の石である。ちかくには巨岩が転々としており、自然とこうなったのか、人為的なものなのかにわかに判断しづらい。 【華蔵寺 弁慶の立石1】(2022年3月20日撮影)...
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2022年3月26日
出雲国風土記百景(第16景)
【弁慶の立石】 写真1(2022年3月20日撮影) 写真2 前回紹介した、長海川の水源、杉井霊泉とは別に、現在の華蔵寺庫裏の下あたりにある水源地である(前回地図参照)。 華蔵寺の奥の院とされ、かつて「滝の観音堂」「弥勒の窟」があり、現在は「弁慶の立石」として知られている。近...
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2022年3月19日
出雲国風土記百景(第15景)
【枕木山華蔵寺と杉井霊泉】 本庄から見た枕木山(島根郡255大倉山、右側の山 2017年8月1日撮影) 枕木山華蔵寺の杉井霊泉(2017年9月5日撮影) 前々回第13景で安来市清水寺参道の湧水を紹介した際に、同じように岩から水がわき出る不思議な光景の事例があるとして、枕木山...
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2022年3月12日
出雲国風土記百景(第14景)
【三穂之埼】 (2021年10月23日撮影) 写真は鳥取県大山町平(たいら)付近から、北を向いて美保湾越しに美保関を写したもの。この時は雨雲の切れ目に一瞬だけ光が当たる条件だった。写真の左(西)から右(東側)に、長く伸びた島根半島が見える。...
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2022年2月26日
出雲国風土記百景(第12景)
【戸江剗 とのえのせき】 (2011年ごろ撮影か) 島根郡301に、戸江剗(せき)がみえる。『風土記』では剗の記述は各郡の郡末の隣郡までへの道路記載に見えるのであるが、ここのみ、海浜部の記述のなかに剗がある。 戸江剗。郡家正東廿里一百八十歩なり。 島にあらず。陸地の浜なり。...
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2022年2月5日
出雲国風土記百景(第10景)
【佐太の国 】 (2021年8月24日撮影) 松江市上佐陀の水田で、奥に見える堤は、現在この地を灌漑する野間池である。 前回、『風土記』佐太河の後身となるのは講武川との説を紹介した。 講武川と運河の佐陀川の流路が異なるのは、現在の下佐陀町より上流である(下の航空写真)。...
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2022年1月29日
出雲国風土記百景(第9景)
【佐太水海の潮(みなと)】 (2015年10月16日撮影) 現在の佐陀川の宍道湖側の口に当たる。 松江から出雲大社に至る松江杵築往還の茶屋前橋が現在も木造で架橋されており、近世の様子をよく残す景勝地である。なお、茶屋前橋は松江藩主の利用する茶屋があったことに由来する。...
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2022年1月22日
出雲国風土記百景(第8景)
夜の佐太神社 秋鹿郡の神名火山(かんなびやま)は細川家本のテキストでは「郡家の東北九里卌歩、高さ卌丈周り四里」(391)となる。秋鹿郡の山は東からかかれるので、最初にかかれる神名火山は郡のもっとも東にあって、足日山(高さ170丈)よりだいぶん小さい山と認識されている(なお、...
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2021年12月11日
出雲国風土記百景(第2景)
初夏の客の森 初夏の客の森(2017年6月8日撮影) 松江市東出雲町の客の森。『出雲国風土記』意宇郡の意宇社(おうのもり)の推定地の一つである。 近世の地誌である『雲陽誌』意宇郡竹矢に「客明神 民家の南八町去りて田中に松を神木と称す」とみえるもの(なお、『雲陽誌』は風土記掲...
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