【秋鹿郡の海岸】
(2021年8月29日撮影)
島根半島の松江市西部に当たる秋鹿郡は4郷からなる郡であるが、恵曇(えとも)郷をのぞく3郷は宍道湖側にある。
大海(日本海)沿岸の記述も恵曇浜の西は「楯縫郡の堺の自毛崎までの間は浜壁が険しく、往来する船を停泊させる場所がない(429)」とされ、島のみ記載されている。 確かにこの海岸は大変急峻で、ごく近年になるまで、恵曇から西に行く道路は存在していなかった。
ただし、島根半島東部の島根郡の海岸とは異なり、入り組んだ海岸がないため、恵曇漁港からは自毛崎だけでなく、秋鹿町北側の海岸はほぼ見渡すことができる(写真は秋鹿町芦尾の北秋鹿港)。
上述の島は海藻(ワカメ)の採取地とされるが、恵曇浜の管理下にあったのではないだろうか。
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