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この検索では、出雲古代史研究会の公式サイトおよびブログ記事の全文を対象に、キーワード検索ができます。

例)出雲国風土記,会誌〇号

空の検索で801件の結果が見つかりました。

  • 古代人の食事と健康

    委員 三舟隆之 本書は、「ものが語る歴史」からの視点で、古代の食の再現とそれによる古代人の食生活と生活習慣病の関係に踏み込もうとした、現代の食と生活習慣病にも関係する、新たな視点の書である。現在、和食が健康的な食であるという評価があるが、そもそも日本人は何を食べてきたのか、という歴史的な課題を明らかにする必要がある。 本書の目的の一つは、考古学や歴史学に留まらず調理学や食品学、栄養学などの幅広い分野の学際的研究を目指しており、それらの研究史と最新の研究成果を紹介することにある。そのためにはまず第1章で古代食研究の方法と問題点を挙げ、さまざまなアプローチの可能性について言及する。 まず日本人は旧石器時代から縄文時代にかけて狩猟採集生活を行い、土器を発明した。その土器をどのように使うかについては最新の研究成果があり、それらを紹介する。第2章では、近年では米の炊飯法についてもさまざまな研究が行われており、土器をどのように使うか、食器と調理学との視点から土器の名称から用途を史料から探り、さらにその使用法について考察するところから考察するところは画期的な研究である。 このような考古学的な視点から古代の食についての研究は今までもあったが、本書の目的の第二として画期的なのは、木簡や「正倉院文書」、『延喜式』などの文献史料に見える食材や調味料を実際に実験で再現してみたところである。 第3章では、例えば奈良時代に各地から貢納された鮎やアワビ、カツオ等の水産物や鹿・猪などの獣肉がどのように加工されて保存されたか、さまざまな史料からの再現と実際の再現実験で実証する。また野菜や果物などの保存法、さらには塩や酢などの調味料などの再現実験も行い、古代の食の実態に迫る。その上で第4章で「正倉院文書」にみえる写経生の給食を再現した。 写経所での給食の再現からわかることは、東大寺に附属することから仏教上の禁忌があり、獣肉類や水産物を欠いた食事内容であることが判明する。またその史料から再現した食事の量はかなりのものであり、支給された食材は給与の性格もあることが分かった。 ただ炭水化物と塩分の多い食事では、さまざまな疾病が生じる可能性がある。とくに「正倉院文書」には写経生の病気による休暇願が残っており、そこから食と生活習慣病の関係を探ることは可能だ。 第5章では、古代の食と生活習慣病との関係を探る。古代の生活習慣病で有名な人物は、山上憶良である。『万葉集』に残る彼の「沈痾自哀文」は、老齢に加え足腰の痛みや肥満を訴える症状が記されているが、従来山上憶良のこの疾病について、食からのアプローチはなかった。 同様に「望月の歌」で有名な藤原道長が糖尿病であったことは、すでによく知られているところである。このような食から見た古代の生活習慣病は、歴史的に見て新たな研究分野が開かれる可能性がある。 現代の我々はここ近年のコロナウィルスによって、多くの死者を出して社会生活に大きな影響がでた。これに匹敵するのが、古代では天平9年の疫病の大流行であるが、これも当時の食生活から感染に弱い体質を日本人は作ってきたのではないか。本書は今後こういう視点で食と生活習慣病との関係を歴史的に見ていく一つの足がかりになる書ではないかと考える。 和食は健康に良いという評価があるが、それは日本列島が海に囲まれた自然環境の中で、米などの穀類と水産物、そして野菜類という限られた食材をどのように保存するかという、大きな問題がある。そこから選択された食事が和食であり、過剰な炭水化物と塩分の摂取は必ずしも健康に良いという結果をもたらしていないということを、歴史的に評価してみたかった。 →Aktio Note 2022年12月20日更新 三舟隆之さん 東京医療保健大学教授〈インタビュー〉古代食を再現! 誰もやったことのないことを研究したい 三舟隆之 『古代人の食事と健康』 同成社、2024年1月10日、本体3800円

  • 企画展「科学の力で解き明かす出雲の歴史」ほか

    #出雲弥生の森博物館(#島根県出雲市)は、#四隅突出型墳丘墓 (西谷墳墓群)を紹介するためにつくられた博物館です。ただ今、次の企画展などをひらいているところです。マスクや手洗いなど感染予防をとったうえでご覧くださいませ。 →西谷墳墓群について 春季企画展 科学の力で解き明かす出雲の歴史 期 間:2024年3月9日(土)~5月20日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ その他:ギャラリートーク/無料/予約不要 3/23(土)、4/13(土)、5/19(日)午前10:00~ 関連講演会 ここまでわかった上塩冶築山古墳の出土品 日 時:2024年4月14日(日)14:00~16:00 講演者:奈良県立橿原考古学研究所研究員 演 題:①奥山 誠義「ミクロの世界をのぞく!~見えた‼古墳時代の織物」 ②河﨑 衣美「見えない光で素材を調べる~X線分析からわかったこと」 ③中尾真梨子「手に取るように見えてくる出土品の形~三次元形状計測から」 参 加:無料/事前申込み/80名 日 時:2024年5月11日(土)14:00~16:00 講演者:奈良県立橿原考古学研究所研究員 演 題:①北井 利幸「銅鐸工人の技」 ②小倉 頌子「出雲市鹿蔵山遺跡出土の奈良三彩の新知見」 参 加:無料/事前申込み/80名 《申込み方法》 電 話:0853-25-1841 FAX :0853-21-6617 メール:yayoi@city.izumo.shimane.jp ギャラリー展 糸をつむぐ 期 間:2024年2月21日(水)~6月10日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ 速報展 発掘!斐川の群集墳 -結本谷古墳群の発掘調査速報- 期 間:2024年1月31日(水)~5月27日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ

  • 大阪歴史学会 例会 2024-04

    #大阪歴史学会 (#大阪)は、日本最大手の学会の一つです。このたび、以下のとおり例会と大会準備報告をおこなうことになりました。新年度のご多用の折かと存じますが、ご都合がつきそうな方はご参加をなにとぞよろしくお願いいたします。 →大阪歴史学会について →会誌『ヒストリア』 大阪歴史学会 日本古代史部会(続日本紀研究会) 4月例会 日 時:2024年4月19日(金)18:30~21:00 参 加:無料/事前申込み[4/18 木まで] 報 告:田村 葉子→出雲古代史研究会の会員です 「正子内親王の立后とその意義」 その他:終了後、オンライン懇親会の予定 大阪歴史学会 日本古代史部会(続日本紀研究会) 第2回 大会準備報告 日 時:2024年4月26日(金)18:30~21:00 参 加:無料/事前申込み[4/25 木まで] 報 告:浅野 咲 「日本古代における皇后の地位と権能」 その他:終了後、オンライン懇親会の予定

  • 大阪歴史学会 例会 2024-03

    #大阪歴史学会 (#大阪)は、日本最大手の学会の一つです。このたび、以下のとおり例会をひらくことになりました。年度末のご多用の折かと存じますが、ご都合がつきそうな方はご参加をなにとぞよろしくお願いいたします。 →大阪歴史学会について →会誌『ヒストリア』 大阪歴史学会 日本古代史部会(続日本紀研究会) 3月例会 日 時:2024年3月29日(金)18:30~21:00→[延期]5月24日(金) 参 加:無料/事前申込み[3/28 木まで] 報 告:浅野 咲 「仮)日本古代における皇后の地位」 その他:終了後、オンライン懇親会の予定

  • 日本史研究会 古代史部会 2024-04

    #日本史研究会 (#京都 )は、日本最大手の学会の一つです。このたび、次のとおり大会共同研究報告者業績検討会をひらくことになりました。新年度ご多用の折かと存じますが、なにとぞご参加くださいませ。 →日本史研究会について →会誌『日本史研究』 日本史研究会 古代史部会 日 時:2024年4月15日(月)18:30~21:00 会 場:①機関紙会館2F(京都市上京区新町通丸太町上ル春帯町) ②オンラインZoom 報 告:①岡林 佐那 ②西島  翼 〈対象論文〉 三野拓也「様工の基礎的考察」(『ヒストリア』271、2023年) 三野拓也「いわゆる「常陸国戸籍」について」(『正倉院紀要』45、2023年) 参 加:申込みフォーム[4/14 日 正午まで]

  • 春季企画展「古代の瓦と天蓋のかがやき」

    #島根県立八雲立つ風土記の丘(#島根県松江市)は、このたび次のとおり春季企画展をひらくことになりました。博物館の敷地内には古墳や、風土記植物園などもあります。博物館のまわりも、出雲国府跡など史跡や古墳がいっぱい。レンタサイクルなどで #古代出雲 を楽しんでみませんか? →風土記植物園のページ 令和6年春季企画展 古代の瓦と天蓋のかがやき 期 間:2024年3月23日(土) ~6月17日(月)毎週火曜休 時 間:09:00~17:00(入館は16:30まで) 場 所:島根県立八雲立つ風土記の丘 展示学習館(島根県松江市大庭町456) →交通アクセスのページ 入館料:一般 200円/大学生 100円/高校生以下 無料 その他:史跡めぐりマップ

  • 企画展「誕生、隠岐国」

    #島根県立古代出雲歴史博物館(#島根県出雲市)は、次のとおり企画展をひらくことになりました。感染予防をとったうえでお運びくださいませ。 →新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のお願い 企画展 誕生、隠岐国 期 間:2024年3月22日(金)~5月19日(日) 休館日 4月2日(火)/4月23日(火)/5月7日(火) 時 間:09:00~18:00(入館は17:30まで) [3/22 金のみ]10:00~18:00(入館は17:30まで) 会 場:島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室(島根県出雲市大社町杵築東99-4) →交通アクセスのページ 入館料:一般当日 700円/大学生当日 400円/小中高生当日 200円 WEB限定前売券[3/22 金 - 5/19 日] ローソンチケット前売り券[Lコード 63319 2/23 10:00~5/19 16:00まで] 関連講座(会場+オンライン) 参 加:無料/事前申込み/会場定員60名(各回) 申込み:電話:0853-53-8600 FAX:0853-53-5350 WEB申込みフォーム(しまね電子申請サービス) ギャラリートーク 参 加:無料/事前申込み/会場定員20名(各回) 申込み:電話:0853-53-8600/FAX:0853-53-5350 WEB申込みフォーム(しまね電子申請サービス) ①3月23日(土)14:00~15:00 ②4月07日(日)14:00~15:00 ③4月20日(土)10:00~11:00 関連イベント 木簡キーホルダーをつくってみよう 日 時:4月21日(日)10:30~11:30 / 13:00~14:00 会 場:古代出雲歴史博物館 体験工房(島根県出雲市大社町杵築東99-4) →交通アクセスのページ 参 加:300円/事前申込み/定員20名 申込み:電話:0853-53-8600 FAX:0853-53-5350 WEB申込みフォーム(しまね電子申請サービス)

  • 歴史評論888

    歴史学の専門雑誌のご紹介です。『#歴史評論』2024年4月号(888号)に、『出雲国造北嶋家文書』(#八木書店、2023年)が紹介されています。書いた方は、徳永健太郎さん(日本中世史)。 『歴史評論』888号(2024年4月 号、歴史科学協議会) 定価1045円 井上寛司/岡宏三/岡野友彦/小倉慈司/藤森馨 校訂『史料纂集古文書編 出雲国造 北嶋家文書』八木書店、2023年、本体20000円 ぜひご覧くださいませ。図書館にこの本のリクエストもお願いします。

  • 風土記の丘教室&友の会講演会600

    #八雲立つ風土記の丘 (#島根県松江市)は、つぎのとおり #ガイド養成講座 をひらくことになりました。ご多用の折かと存じますが、なにとぞご参加くださいますようよろしくお願いいたします。 第600回風土記の丘教室&友の会講演会 出雲の歴史の一齣 -平安時代の不思議な出来事- 日 時:2024年3月16日(土)14:00~16:00 場 所:島根県立八雲立つ風土記の丘 ガイダンス棟(島根県松江市大庭町456) →交通アクセスのページ 講 師:藤岡 大拙(元 島根県立八雲立つ風土記の丘所長) 参加費:友の会無料 | 資料代200円/事前申込み不要 その他:3/11(月)まで企画展「和鏡」が開催中

  • 出雲の神話と古代王権

    【ハイブリッド開催】朝日カルチャーセンター横浜教室の講演会のご案内です。このたび 松本岩雄/瀧音能之 編『新視点 出雲古代史』(平凡社、2024年1月、本体3900円)が出版されました。これを記念し、当会会員の #佐藤雄一 が出雲神話についてお話します。見逃し配信つき。 朝日カルチャーセンター横浜教室 出雲の神話と古代王権 日 時:2024年3月30日(土)13:00~14:30 会 場:①朝日カルチャーセンター横浜教室(横浜市西区高島2丁目16−1 ルミネ横浜) →交通アクセスのページ ②オンラインVimeo 参 加:会員 3465円 | 一般 4565円/事前申込み[3/? まで] 申込み:会員申込み/一般申込み[どちらも会員登録が必要です]

  • 歴研大会準備報告会など 2024-03

    #歴史学研究会 (#東京)は、日本最大手の学会の一つです。このたび、次のとおり第3回大会準備報告会を対面でひらくことになりました。年度末のご多用の折かと存じますが、なにとぞご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 →歴史学研究会について →会誌『歴史学研究』 歴史学研究会 日本古代史部会 第3回 大会準備報告会など 日 時:2024年3月30日(土)13:00~(開場12:30) 会 場:明治大学駿河台キャンパス 12号館 6階 2062教室(千代田区神田駿河台1丁目) →交通アクセスのページ 参 加:300円(資料代など)/事前申込み[3/? まで] 報 告:①高橋 人夢[大会援助報告] 「仮)摂関期の神社と国家」 ②上村 正裕 「平安貴族社会と寺社-氏寺・氏社を中心に-」

  • 国際シンポジウム「大災害時代における地域存続と歴史文化」

    直前のご案内を申し訳ございません。jsps科学研究費補助金特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」研究グループ(研究代表者:神戸大学大学院人文学研究科教授 奥村弘)が、次のとおり国際シンポジウムをひらくことになりました。出雲古代史研究会の会員も報告します。なにとぞご参加くださいませ。 国際シンポジウム 大災害時代における地域存続と歴史文化 日 時:2024年3月2日(土)13:00~18:00 2024年3月3日(日)10:00~15:00 会 場:①神戸大学統合研究拠点コンベンションホール(神戸市中央区港島南町7-1-48) →交通アクセスのページ ②オンラインZoom 参 加:無料/事前申込み[2/29 木まで] その他:日英同時通訳あり

  • 速報展「発掘!斐川の群集墳」ほか

    #出雲弥生の森博物館 (#島根県出雲市)は、#四隅突出型墳丘墓 (西谷墳墓群)を紹介するためにつくられた博物館です。ただ今、次の速報展などをひらいています。マスクや手洗いなど感染予防をとったうえでご覧くださいませ。 →西谷墳墓群について 速報展 発掘!斐川の群集墳 -結本谷古墳群の発掘調査速報- 期 間:2024年1月31日(水)~5月27日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ ギャラリー展 糸をつむぐ 期 間:2024年2月21日(水)~6月10日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ

  • ガイド養成講座 2024-02

    #八雲立つ風土記の丘(#島根県松江市 )は、つぎのとおり #ガイド養成講座 をひらくことになりました。ご多用の折かと存じますが、なにとぞご参加くださいますようよろしくお願いいたします。 令和5年度第8回ガイド養成講座 鏡が映す中世の信仰と技術 日 時:2024年2月10日(土)14:00~16:00 場 所:島根県立八雲立つ風土記の丘 ガイダンス棟(島根県松江市大庭町456) →交通アクセスのページ 講 師:村木 二郎(国立歴史民俗博物館) 参加費:資料代200円/事前申込み不要/先着50名 対 象:年齢をとわず風土記の丘周辺で活動可能な方 講座終了後に出雲國まほろばガイドの会の一員として活動できる方 その他:1/13(土)より企画展「和鏡」が開催中

  • 日本史研究会 古代史部会 2024-02

    #日本史研究会 (#京都 )は、日本最大手の学会の一つです。このたび、次のとおり部会をひらくことになりました。ご多用の折かと存じますが、なにとぞご参加くださいませ。 →日本史研究会について →会誌『日本史研究』 日本史研究会 古代史部会 日 時:2024年2月19日(月)18:30~21:00 会 場:①機関紙会館2F(京都市上京区新町通丸太町上ル春帯町) ②オンラインZoom 報 告:横井 裕人 「仮)『大同類聚方』の編纂とその意義-「勅撰性」をめぐる一考察-」 参 加:申込みフォーム[申込み:2/18 日 正午まで]

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