Izumo ancient history studies group
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- 私の出雲古代史研究 第7回
代表委員 菊地照夫 1990年1月28日、関和彦さんから飲み会の誘いの電話があった。それに従って2月3日、お茶の水の居酒屋に行ってみると、関さんのほか、瀧音能之さん、小林覚さん、荒井秀規さん、武廣亮平さん、そして島根から内田律雄さんがいらしていた。この集まりは単なる飲み会ではなかった。文献史学の立場から出雲の古代史を究明するための全国規模の研究会を新しく作ろうという、その準備のための会合であった。 このような研究会を作ろうという動きがおこったきっかけは、1987年に松江で開催された第15回古代史サマーセミナーにあったという。同セミナーについては、以前こちらでも紹介したが(第5回)、考古学の松本岩雄さんが事務局長となって盛大に開催され、出雲古代史の諸問題が多角的に議論され立派な報告集も作成されて、成功裏に終わったのであるが、一方でこのセミナーを通して、地元出雲における出雲古代史研究の実情の問題点が省みられることになった。 古代の出雲については、出雲国風土記が地域の情報を詳細に伝えており、正倉院文書に出雲国計会帳や大税賑給歴名帳など文献史料が存在し、何よりも記紀神話の重要な舞台とされ、それと関わる出雲大社も存在しており、出雲は文献史学の研究対象としての絶好の条件が整ったフィールドである。特に出雲大社に関わる問題には、古代国家形成や古代王権の確立という大きなテーマも内在している。 ところがサマーセミナー開催当時、このような古代史研究の魅力あふれる出雲の現地に、文献史学の古代史研究者は、高校教員の野々村安浩さんと県職員の若槻真治さんくらいしかいなかった。島根大学にも文献古代史専門の教員はおらず、中世史を専門とする井上寛司さんが古代史の領域も担当されていたという。 私が聞いたところでは、この状況を憂いた井上さんを中心に、島根に出雲の古代史を文献史学の立場から研究する全国的な組織を作ろうという動きがおこり、東京の関和彦さんにその組織化の依頼があったという。1990年2月の関さんによる招集は、その新しい研究会を立ち上げるための会合だったのだ。 この会合で、出雲古代史研究会を発足させて、7月に島根で創立大会を開催することが決まった。ここに集まったメンバーは、皆委員となって会の運営を担うこととなり、さらに大会の統一テーマを「国引き神話の再検討」と決めて、報告者も割り当てた。なんと私も研究報告をすることになってしまった。 東京側の委員が集まって話し合ったのはこの時だけで、大会開催までの詳細な段取りは、関さんと島根側のスタッフが詰めていった。私は記念すべき最初の大会で報告をすることになってしまったので、どのような視点から国引き神話にアプローチするか、お茶の水の会合の翌日からさっそく文献にあたって検討をはじめた。報告のテーマは、とりあえず「国引き神話の周辺」(仮題)と関さんに伝えた。 国引き神話は、出雲国風土記にみえる出雲の国土創成神話で、ヤツカミズオミズヌという神が朝鮮半島、隠岐、北陸から国土を引っ張ってきて、島根半島の部分が形成されたという壮大な神話である。オミズヌは国引きを終えると、「意宇の杜(おうのもり)」に杖を突きたてて「おえ」を叫び、それでその地を「おう(意宇)」と称すのだという、意宇郡の地名の由来も物語っている。 私が報告で問題にしようと思ったのは、オミズヌによる国引きではなく、それが終わったあとの杖を突きたてるという行為についてであった。なぜオミズヌは杖を突きたてたのか、その行為にはどのような意味があるのか…というような杖にまつわる問題をとおして国引き神話にアプローチしてみようと考えたのである。 杖が、単なる歩行者の介助の道具ではなく、宗教的な性格を有する呪具であることは日本だけでなく世界各地の神話・伝説・昔話にみられ、このような杖の性格については大学4年次の小松和彦先生のゼミで多くを学んでおり(第2回参照)、その時の学習の成果を総て投入して、報告をまとめ上げた。 出雲古代史研究会の第一回大会は、1990年7月29日に島根大学で開催されることになった。さらに30日には見学会も予定された。 東京からこれに参加するメンバーのために、7月28日出発、8月1日帰着の4泊5日の出雲ツアーが関さんによって企画された。大会・見学会の前後にレンタカーでの独自のフィールドワークが組み込まれており、宿の予約や航空券の購入、レンタカーの手配などは、全て関さんが行ってくれた。 7月28日(土)早朝、私は羽田空港に向かった。羽田といっても、今の第1・第2ターミナルではなく、それができる前の、現天空橋にあった旧ターミナルビルに7時に集合した。関さん、瀧音さん、小林さん、荒井さん、武廣さんなどのメンバーがそろっていた。航空会社はJAS(日本エアシステム)で、離陸するとあっという間に出雲空港に着いてしまったのには驚いた。出雲を訪れるのはこの時が3度目だったが、過去の2回はいずれも寝台特急「出雲」で訪れていて、飛行機での来訪は初めてだった。 到着すると、まずレンタカーで荒神谷遺跡、次に鰐淵寺、一畑薬師、玉作資料館を見学して、14時半に宿泊するホテル一畑にチェックインした。そしてすぐにタクシーで島根大学に向かい、15時ちょうどに島根大学の井上寛司さんの研究室に到着した。そこで井上さん、野々村さん、内田さん、若槻さんという島根側の委員と、われわれ東京側の委員が合流し、出雲古代史研究会の委員が顔をそろえ、委員会を開催して翌日の進行や役割分担を打ち合わせ、レジュメ・資料のセットづくりをおこなった。西日の差し込む島大史学資料室でのこの時の作業の光景が、印象深く記憶の片隅に残っている。 7月29日(日)、いよいよ大会の当日を迎えた。9時に島根大学に集合して、会場のセッティングをおこなった。会場は法文棟2階会議室。10時に総会が始まったが、総会の議長は小林覚さんが務めた。小林さんはその後も毎年総会議長を務めており、それは小林さんが急逝する前年の2013年まで続いた。 総会では、出雲の古代史を文献中心に明らかにすることを目指す研究会としての出雲古代史研究会の発足が宣言され、会則を審議し、役員の選任がおこなわれた。選出された役員は次のとおり。 事務局長を井上寛司さんが務め、事務局を島根大学法文学部の井上さんの研究室とした。 こうして出雲古代史研究会は無事に発足し、引き続き研究会が開催され、『国引き神話の再検討』を統一テーマとして、次の5人の研究報告が行われた。 野々村安浩「出雲古代史研究と国引き神話」 武廣 亮平「国引き神話研究史」 内田 律雄「国引き神話の舞台裏」 瀧音 能之「八束臣津野命の神名について」 菊地 照夫「国引き神話の周辺―杖をめぐって―」 報告に続いて、活発な質疑討論が行われ、研究会は盛況であった。これらの報告は、後日論文にまとめられ、翌年に創刊された『出雲古代史研究』第1号に掲載されている。 翌日(7月30日)には見学会が開催され、9時に島根大学に集合し、地元の方の乗用車に参加者が分乗して巡検を行った。見学会のテーマも「国引き神話」で、まず八雲立つ風土記の丘資料館で出雲国風土記の写本をみて、前日の研究会で私が指摘した国引き神話の写本、校訂の問題を確認し、次に国引き神話の最後でヤツカミズオミズヌが杖を突きたてた「意宇の杜」の2つの比定地を訪れた。さらに風土記の「朝酌の渡」に相当する矢田の渡を渡って国引きされた島根半島側に移動して、「北門の良波国」から引っ張ってきたとする「闇見(くらみ)国」の地名が遺る久良弥神社、「高志の都都の三埼」から引っ張ってきたとする「美保の埼」の美保神社、地蔵崎をまわった。 前日の研究会で熱く議論された国引き神話の舞台の現地をフィールドワークするというのは、まさに出雲古代史研究会ならではの醍醐味であった。 こうして二日にわたって行われた出雲古代史研究会の第一回大会は無事終了した。 関さんに連れられてやってきた私たち一行は、翌日(7月31日)、内田律雄さんの案内で、さらに国引き神話に関わるフィールドワークを行った。 内田さんの研究報告で、国引き神話の舞台となる島根半島の浦・浜で現在行われている祭礼として鷺浦の柏島権現祭が紹介されたが、この祭礼が7月31日であり、これを見学した。 鷺浦は出雲大社の北側に位置し、風土記の「鷺濱」に当たる。湾内の港から数百メートル沖に見える小島が柏島で、風土記の「脳嶋」とみられる。祭礼は港近くの小祠を祀る神域に総代等関係者が参集し、18時ちょうどに神主の太鼓の合図で神事が始まり、柏島に向かって祝詞奏上や玉串奉奠を終えると、船に乗り込み柏島に向かった。 私たちもその船に乗船させていただき、きれいな夕日をながめながら、船はお囃子に合わせてゆっくりと柏島に向かった。この時、村のすべての漁船も一緒に大漁旗を掲げて出港した。日没に合わせて島に到着し、数名がお神酒と赤飯をもって島に渡り、島の頂上に祭られている権現様(石造物のご神体)にお供えして、そのまわりを何度か回って船に戻る。その後船は柏島を右廻りして神事は終了し、船に明かりを灯して複数の船を横につないで、海上での直会が盛大に行われた。 研究会での内田さんの報告は、こうした現在の漁村の祭祀から古代村落のあり方を解明するてがかりを見出そうという意欲的な問題提起であったが、その報告を聴いた二日後に、まさか自分がその祭礼に参加しているとは、これも出雲古代史研究会の凄さであった。 その晩は鷺浦の民宿に泊まり、翌8月1日は日御碕神社、出雲大社などをじっくり見学した。出雲大社では運営委員の千家和比古さんに案内していただいた。ほかにも多くの遺跡や神社をまわって、夕刻、出雲空港に到着し、18時10分発のJAS機に搭乗した。 たまたま私の左の座席が関さんだった。席に着いて少し会話をしていたが、すぐに関さんからの応答がなくなったので、お顔をのぞいてみると眠りについていた。あたかも、関さんは、この5日間で、出雲古代史研究会を立ち上げを達成するとともに、私たち東京から参加した出雲初心者に、古代史研究のフィールドとしての出雲の魅力を伝えるのに全力を尽くし、全精力を使い切ったかのようであった。(終) 今まで菊地照夫「#私の出雲古代史研究」をご覧くださりありがとうございました。
- 八雲立つ風土記の丘の展覧会
連休の真っただ中です。旅行やお出かけする方もいることでしょう。そこで、古代出雲歴史博物館(島根県出雲市)につづき、島根県の歴史博物館の企画展などをご紹介してまいります。今回は、八雲立つ風土記の丘(島根県松江市)の展覧会 です。 →ご入館ページはこちらから →アクセスページはこちらから 展覧会①平成30年度風土記の丘地内発掘調査速報展 展覧会②新元号記念~出土品・古文書に見る元号~ イベント「こどもまつり(2019.5.5)」 #八雲立つ風土記の丘 #島根県松江市 #博物館 #展覧会 #イベント #歴史学 #考古学 #遺跡 #古代 #中世 #ピクニック #旅行
- 企画展「古墳文化の珠玉」
島根県立古代出雲歴史博物館で企画展「古墳文化の珠玉 玉は語る出雲の煌めき」がはじまりました。古墳出土の数多くの出雲産の玉類のほか、後期にはこれまでほとんど知られていなかった新たな #出雲国風土記の写本(#菅野雅雄氏旧蔵本)が展示されるようです。 →ご利用案内のページ →出品目録(PDFファイル) #古代出雲歴史博物館 #古墳 #玉 #野見宿禰像 #荒川嶺雲 #延喜式写本
- 出雲国風土記百景(第33景)
【立石原の立石】 みなさま、おひさしぶりです。 第32景の更新が1月21日だったので、それから2ヶ月以上経つ。この間は、本ブログでも紹介のあった、『出雲国風土記 校訂・注釈編』の編集の大詰めで。おかげさまでなんとか3月31日に刊行できました。 出雲国風土記百景の記事も、今後はこの『出雲国風土記 校訂・注釈編』を参考として、そこに書ききれなかったことなどを取り上げたい。 本日は、神門郡729にみえる石見の国安農郡川相郷への通道についてふれたい。 この通道は里程や目標地点から見て、山陰道駅路のとは別に、三瓶山山麓を通過し安農郡の南部(川相郷は今の大田市河合町)に抜ける別経路である。 推定にはいろいろあるが、中村太一氏の、出雲市一窪田を抜けるルートが妥当と思う。このような国境を超える道路は複数あるのが通例だが、災害時の迂回路の意味があると考えられる。 出雲-石見国堺の難所は、出雲に住んでいる人ならすぐに思いつくと思うが、実は海岸沿いの国道9号である。小さな親知・子知のような場所で、斜面が崩壊すると、国道・JRともに通行禁止になる。一時石見に勤務していた私も、何度もここが通れない(ないし片側通行などになって)苦労した記憶がある。なんと、自動車では飯石郡の国道54号線に誘導されるのだ(迂回距離は50kmくらいはある)。 そして、国道9号(古代山陰道も同じルート)が断絶した時、一番近い迂回路が上記の一窪田から大田市山口町に抜けるルートとなる。 さて、このルート上の出雲-石見国堺は現在の大田市山口町内にある。 この部分は、近世の神門郡の一部が大田市に編入されている場所で、市町村堺と旧国堺が異なっている。 現地に行くと、高さ1.5mあまりの立石が、立石神社の御祭神としてまつられている。なお、史料によっては石上明神などと出てくるが、石上=石神とみられる。 【山口町の立石 2021年6月24日撮影】 これは本ブログ(第17景)でもすでに紹介している古代交通路に関連する立石とみるのが妥当で、出雲-石見国堺に置かれた事例だろう。 さて、この場所を地図で見ると上図の通りで、河川争奪の行われている典型的な片峠である。左の石見国の側は三瓶川の深い渓谷沿いの道だが、右の出雲国側になると伊佐川の谷底平野なので、石見国側から峠を上ると平地なのだ。 立石の位置は現代の主要道(黄色)から見ると不自然な場所であるあ、三瓶川の渓谷を迂回するルートを取ると、おのずからこの辺りになるのではないか(点線が想定通道)。 (平石 充) 次回の更新は4月22日土曜日です
- 出雲国風土記デジタル公開 2023-03
8世紀に成立した日本初の地理書となる『#出雲国風土記』の原本は残念ながら伝わっていません。江戸時代の人びとが写本したおかげで記事が伝わりました。#島根県古代文化センター は、その『出雲国風土記』の写本を調査・研究し、島根県教育委員会が所有する写本の画像3点をデジタル公開しているところです。 このたび、島根県古代文化センターは、2023年3月24日に個人蔵の写本2点を新たに追加しました。[島根県報道発表資料 令和5年3月24日 3072『出雲国風土記』写本画像の公開について]追加された写本は、下のとおりとなります。 『出雲国風土記』倉野家本 『出雲国風土記』郷原家 写本の画像は、下の島根県古代文化センターのページにある、国書データベース(#国文学研究資料館)リンクからみることができます。 トップ > 文化財課 > 古代文化C > ライブラリ > データベース > 風土記写本 →いずもけんブログ2023年3月31日 古代出雲を学ぶ~おススメ書籍紹介(1)~ 島根県は、どこの地域であろうと学べる歴史文化コンテンツのデジタル化を進めています。 島根県古代文化センター 島根県古代文化センターFacebookページ →「フォロー」なにとぞよろしくお願いします 出雲古代史研究会も、希望する誰もが研究ができるよう、おすすめの本や、研究用のデジタルツールなどをデジタルにてご紹介しているところです。ご一緒に古代出雲の最前線をつくりませんか?2023年大会のご参加心よりお待ち申し上げます。
- 古代出雲を学ぶ~おススメ書籍紹介(1)~
委員 吉松大志 みなさんこんにちは。出雲古代史研究会委員の吉松です。 出雲の古代史をさまざまな角度から学べる本をおススメするブログを担当します。 第1回目はいま旬の一冊をご紹介します。 島根県古代文化センター編 『出雲国風土記ー校訂・注釈編ー』 (八木書店、2023年3月、740ページ、税込5500円) (画像はともに八木書店HPより) 『出雲国風土記』は奈良時代に出雲で作られた地誌で、現存する唯一の完本(欠落や省略がほとんどなく全体が現在まで伝わる)の風土記です。約17,000字の漢文からなり、地名の由来を語る神話や399もの神社といった出雲らしい記述だけでなく、自然景観や生息する動植物など古代出雲に関するあらゆる情報が細かく記されており、1300年前の出雲の姿が手に取るように分かる貴重な史料です。 この本はその『出雲国風土記』の内容について、主に歴史学的な視点から解説を加えています。さらに考古学・地質学・地理学・文学などさまざまな分野の研究成果も盛り込んでおり、まさに風土記研究の集大成となる一書です。 島根県の歴史研究をリードしてきた古代文化センターの長年の研究成果に基づき、この3月に完成しました。昨年刊行された地図・写本編と合わせて眺めることで、古代出雲のすべてが分かると言っても過言ではないでしょう。700ページを超えるボリュームで税込5,500円は破格です。ぜひお手に取ってみてください。
- 第5回 渡来文化大賞 受賞
このたび、出雲古代史研究会の会員の著書が、下のとおり #日本高麗浪漫学会 高麗澄雄記念第5回 #渡来文化大賞 を受賞しました。おめでとうございます。日本高麗浪漫学会と一般社団法人高麗1300は、2016年の高麗郡建郡1300年記念事業を推進するために設立された民間団体であり、この賞は国内外の優れた古代渡来文化研究を表彰するものです。 高麗1300 > トピックス > 2023年3月27日【お知らせ】第5回渡来文化大賞 三賞が決定! 大賞は 大日方克己著『古代山陰と東アジア』(同成社) 高麗1300 > トピックス > 2022年12月20日【応募受付は終了しました】古代渡来文化研究の成果を広く募集します 日本高麗浪漫学会 高麗澄雄記念「第5回(2022年度)渡来文化大賞」 大日方克己 『古代山陰と東アジア』同成社、2022年、本体7000円 古代出雲は神話だけではありません。古代出雲に東アジアとつなげた新しい歴史の一ページを加えた本です。これを機にぜひご覧くださいませ。
- 日本史研究会 古代史部会 2023-04
#日本史研究会(#京都)は、日本最大手の学会の一つです。このたび次のとおり部会をひらくことになりました。年度末のご多用の折かと存じますが、ぜひご参加くださいませ。 →日本史研究会について →会誌『日本史研究』 日本史研究会 古代史部会 大会共同研究報告者業績検討会 日 時:2023年4月10日(月)18:30~21:00 報 告:鷲見 涼太 矢島 朋弥 参 加:無料/事前申込み[4/9 日 12:00まで]
- 古代天皇研究会 勉強会1
【ハイブリッド】#古代天皇研究会(#東京)は、日本古代の天皇とその周辺を検討する研究会です。天皇を中心に、①天皇と天皇を支える身位、②天皇という存在の影響力(天皇権力を背景におこなわれる統治行為なども含みます)などを研究していきます[2020年6月6日 古代天皇研究会の活動方針より]。 「古代」と「天皇」をつけていますが、古代天皇研究会は、この二つにとどまりません。古代に続く中世などほかの時代、太上天皇・女院・三后(皇后・皇太后・太皇太后)・皇太子・摂関など天皇以外の身位、日本以外の国家の君主、文化人類学などほかの分野、といった様々な縦割りをこえ、天皇をトータルにとらえることをめざしています。 このたび、次のとおり研究報告会をひらくことになりました。ご多用の折かと存じますが、ご関心がある方はお誘いあわせのうえ、お申込みくださいませ。 第1回 勉強会 アメリカ合衆国における国家形成論・国家論 佐々木憲一(明治大学 文学部 教授) 日 時:2023年3月25日(土)15:00~18:00 会 場:①明治大学 駿河台キャンパス 猿楽町校舎 考古学実習室 →交通アクセスのページ ②オンラインZoom 参 加:対面300円(資料代こみ)/オンライン・資料のみ無料 事前申込み[3/23 木まで] 振込み:三菱UFJ銀行 普通口座 柏支店(店番454)口座番号 0676657 名義 古代天皇研究会 里舘翔大 (コダイテンノウケンキュウカイ サトダテショウダイ) 共 催:NPO法人文化遺産
- 日本史研究会 古代史部会 2023-03
#日本史研究会(#京都)は、日本最大手の学会の一つです。このたび次のとおり部会をひらくことになりました。年度末のご多用の折かと存じますが、ぜひご参加くださいませ。 →日本史研究会について →会誌『日本史研究』 日本史研究会 古代史部会 【部会報告】 日 時:2023年3月27日(月)18:30~21:00 報 告:岡田 康佑 「『続日本紀』における賑給記事の再検討」 参 加:無料/事前申込み[3/26 日 12:00まで]
- 企画展「平安時代の出雲」
ご紹介が遅くなり申し訳ございません。#出雲弥生の森博物館(#島根県出雲市)は、#四隅突出型墳丘墓(西谷墳墓群)を紹介するためにつくられた博物館です。ただ今、次の企画展などをひらいています。マスクや手洗いなど感染予防をとったうえでご覧くださいませ。 →西谷墳墓群について 春季企画展 平安時代の出雲 -人びとのくらしと祈り- 期 間:2023年3月4日(土)~2023年5月29日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ 講 座:2023年3月21日(火祝)14:00~16:00 高橋周 「平安出雲の事件簿-平安時代の出雲で何が起きたのか-」 事前申込み/定員50名 電話:0853-25-1841/FAX:0853-21-6617 Zoomによるオンライン配信あり その他:3/25(土)・5/20(土)午前10:00~ ギャラリートーク/無料/予約不要 ギャラリー展 ハエのさなぎから探る古代の葬式 期 間:2023年3月1日(水)~2023年7月3日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ その他:3/4(土)・4/16(日)・5/13(土)・6/4(日)午前10:00~ ギャラリートーク/無料/予約不要
- 歴研シンポジウム「『アカデミズムとジェンダー』について語ろう!」
歴史学研究会(東京)は、日本最大手の学会の一つです。次のとおりジェンダーについての公開シンポジウムをひらくことになりました。年度末のご多用の折かと存じますが、なにとぞご参加くださいますようよろしくお願いします。 →歴史学研究会について →会誌『歴史学研究』 歴研シンポジウム 『アカデミズムとジェンダー』について語ろう! 日 時:2023年3月5日(日)13:00~17:30 会 場:①東京大学本郷キャンパス 法文二号館 一番大教室(東京都文京区本郷7丁目3) →交通アクセスのページ ②オンラインZoom 参 加:無料/事前申込み[3/4 土 正午まで]/会場先着150名 その他:カンパ 1000円/『アカデミズムとジェンダー』特別販売 報 告:①渡辺 美季 ②小野寺拓也 ③横山百合子 ④土田 宏成 ⑤弓削 尚子 コメント:井野瀬久美惠 《参 考》 歴史学研究会 編/有信真美菜/大江洋代/清水領/芹口真結子/高野友理香/寺本敬子/三枝暁子/加藤陽子 責任編集『アカデミズムとジェンダー:歴史学の現状と課題』績文堂出版、2022年、税込み1980円 日本歴史学協会 2020年10月19日 若手研究者問題ウェブ・アンケート最終報告&討論会~若手研究者問題の解決に向けた提言を考える~
- 考古学フォーラム2021「古代の女性史」講演・討議記録集
2020年に #国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で企画展示「性差の歴史」が展示されるなどジェンダーに注目があつまっています。#鳥取県埋蔵文化財センター は、このたび2021年7月10日に開催しました、#考古学フォーラム「古代の女性史-卑弥呼から伊福吉部徳足比売臣まで-」の講演・討議記録集を刊行しました。このフォーラムでは次の人が報告しています。 →「とっとり考古学フォーラム2021 古代の女性史」を開催しました →とっとり考古学フォーラム2021「古代の女性史」講演・討議記録集を刊行しました! 1部1000円で販売しています。ご購入方法はこちらをご覧くださいませ。 《参 考》 義江明子『つくられた卑弥呼-〈女〉の創出と国家』(ちくま学芸文庫、税込み1100円) 清家章『埋葬からみた古墳時代』(吉川弘文館、2018年、本体1800円) 伊集院葉子『古代の女性官僚』(吉川弘文館、2014年、本体1800円)
- 公開シンポ「人文社会科学系学協会・大学におけるジェンダー平等の現状と課題」
#人文社会科学系学協会における男女共同参画推進連絡会(Gender Equality Association for Humanities and Social Sciences | #GEAHSS | 略称:#ギース)は、人文社会学系の女性・若手研究者への支援と #人文社会学 の発展をめざす会です。このたび次の公開シンポジウムをひらくことになりました。年度末のご多用の折かと存じますが、希望する誰もが研究できるよう、ご関心がある方はご参加のほどなにとぞよろしくお願い申し上げます。 →GEAHSS(ギース)について →加盟学協会 GEAHSS 公開シンポジウム 人文社会科学系学協会・大学における ジェンダー平等の現状と課題 日 時:2023年3月26日(日)13:30~17:00 参 加:オンライン/無料/事前申込み[3/20 月まで]/定員500名 《参 考》 日本歴史学協会 > 若手研究者問題 日本学術会議 > 若手アカデミー " Recommendation on Science and Scientific Researchers ” 13 November 2017 | [仮訳]科学及び科学研究者に関する勧告(採択年:2017年 第39回ユネスコ総会/1974年 採択の科学研究者の地位に関する勧告の改訂版)
- 日本史研究会 古代史部会 2023-02
#日本史研究会(#京都)は、日本最大手の学会の一つです。このたび次のとおり部会をひらくことになりました。年度末のご多用の折かと存じますが、ぜひご参加くださいませ。 →日本史研究会について →会誌『日本史研究』 日本史研究会 古代史部会 【部会報告】 日 時:2023年2月27日(月)18:30~21:00 報 告:溝口 優樹 「布留遺跡・倭王権・物部氏」 参 加:参加申込フォーム[2/26 日 12:00まで]