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空の検索で728件の結果が見つかりました。

  • 古代天皇研究会9

    #古代天皇研究会(#東京)は、日本古代の天皇とその周辺を検討する研究会です。天皇を中心に、①天皇と天皇を支える身位、②天皇という存在の影響力(天皇権力を背景におこなわれる統治行為なども含みます)などを研究していきます[2020年6月6日 古代天皇研究会の活動方針より]。 「古代」と「天皇」をつけていますが、古代天皇研究会は、この2つにとどまりません。古代に続く中世などほかの時代、太上天皇・女院・三后(皇后・皇太后・太皇太后)・皇太子・摂関など天皇以外の身位、日本以外の国家の君主、文化人類学などほかの分野、といった様々な縦割りをこえ、天皇をトータルにとらえることをめざしています。 このたび、次のとおり研究報告会をひらくことになりました。オンラインもありますので、地方住みの方も参加しやすくなっています。ご多用の折かと存じますが、ご関心がある方はなにとぞご参加くださいませ。 第9回 研究報告会 日 時:2025年1月26日(日)15:00~17:30ころ(14:30開場) 会 場:① 明治大学駿河台キャンパスグローバルフロント3階403D教室 ( 東京都千代田区神田駿河台1丁目1 )      → 交通アクセスのページ     ②オンラインZoom 参 加:300円(資料代)/ 事前申込み [1/22 水まで] 支払い:①対面参加…当日の1/26(日)に会場へ持参     ②オンライン参加      a三菱UFJ銀行 柏支店 普通 0676657      b古代天皇研究会 里舘翔大( コダイテンノウケンキュウカイ サトダテショウダイ )       PayPay( 桜田真理絵宛 ) [1/22 水まで] 報 告:花畑 佳奈(國學院大學研究生)     「年少の儀礼参加者に対する補助行為と後見」

  • 出雲古代史研究会の思い出 第2回

    若槻真治 一方、研究会発足より前に、正式名称は忘れたが、島根県教育委員会では “ 古代文化センター構想 ” が動き始めていた。これも 荒神谷発見 に端を発し、のちの 古代出雲歴史博物館 建設につながるものであったが、民間主導による研究会設立の動きと行政による古代文化研究推進の動きが、期せずして同時に動いていたことになる。「期せずして」と書いたが、両者が水面下でつながっていたかいなかったか、実態は知らない。ただ私の印象では別々の動きである。荒神谷の衝撃がそれだけ大きかったということではないだろうか。 古代文化センター は1992年に設立された。当初は体制も十分だったわけではないが、専門職員の採用も始まり、このことは出雲古代史研究会にとっても影響は大きかった。また1997年には 島根大学 に 大日方克己 先生が赴任され、古代史の研究室が初めてできた。 その前年の1996年には 加茂岩倉遺跡 で大量の銅鐸が発見されて、改めて出雲古代史が注目されるようになった。これらの「追い風」によって、出雲古代史研究会が東京のメンバーに “ おんぶにだっこ ” の状態から、より自律的な研究会へと徐々に変化したように感じている。私の会計任務もこのころ終了した。 個人的な思い出としては、若くしてお亡くなりになった小林覚さんと、私も好きだった折口信夫などを肴にして飲み会の席で楽しくおしゃべりしたことが忘れられない。また会誌の裏表紙を見ていただくとわかるが、『 出雲古代史研究 第3号 』くらいから「しまね文化ファンド」のマークが印刷されている。 私は会計をしていたが、発足当時は会員も少なく、翌年度会誌の売り上げで前年度の印刷費を支払うような自転車操業であった。会誌の印刷代がどうしても滞ってしまう。そこで外部資金の導入を図り、立ち上がったばかりの研究会の経費負担をどうにかして軽くしようとした。私が出雲古代史研究会に貢献したのは唯一このことであろう。 私は学術的な側面では研究会の役に立っていない。大会報告も会誌の「 第7・8合併号 」に掲載してもらった「聖性とは何か」の1本だけである。こうした概念的・理論的な追及が、出雲古代史に具体化すればよかったのだが、とうとうそれはできなかった。 年齢を重ねることで、私は自分の古代史研究が概念的で理論的なものにとどまることを自覚するようになった。自分が「出雲」を論じることはないと思うようになった。時間が足りなかった。と同時に、退職を機にかかわることになった 石見銀山研究会 と、 戦後史会議・松江 という近現代史を中心とした市民グループの活動に時間を割くことになった。島根県内で古代史を研究する人の数も増え、研究会発足当時の手薄だった体制も大幅に充実した。 あれやこれやで、私は出雲古代史研究会を退会させていただくことにした。退会したものがこのような文章を書かせていただいて申し訳ありませんでした。出雲古代史研究会が文献史学を中心にして、考古学や民俗学などとも共同しながら、今後ますます活発な議論を続けられることを心から願っています。(了) ※今まで若槻真治「出雲古代史研究会の思い出」をご覧くださり、ありがとうございました。

  • いにしえ倶楽部連続講座 2023-1

    #島根県埋蔵文化財調査センター は、埋蔵文化財をより身近に感じていただくために調査の成果や出土品などを活用する文化財講座「#いにしえ倶楽部」を行っています。このたび島根県の古墳についての講座をひらくことになりました。 → 島根県埋蔵文化財調査センター 普及活用事業 → 今までのいにしえ倶楽部 令和5年度 第1回 石見の古墳 VS 出雲の古墳 -しまねの古墳発掘最前線- 日 時:2023年6月17日(土)09:30~12:00(開場09:00より) 場 所: 島根県芸術文化センターグラントワ 多目的ギャラリー (益田市有明町5-15)     → 交通アクセスのページ 報 告:①吉松優希(島根県古代文化センター 主任研究員)      「名分丸山1号墳-県内最古級の前方後方墳の調査-」     ②松山智弘(島根県埋蔵文化財調査センター)      「五反田1号墳-徹底解剖!竪穴式石室の解体-」     ③佐伯昌俊(益田市教育委員会文化財課)      「スクモ塚古墳・大元1号墳-日本海沿岸の大首長墳の調査-」 参 加:無料/事前申込み/先着50名     ①電 話  0852-36-8608[平日 08:30~17:15]     ②FAX    0852-36-8025     ②ハガキ  〒690-0131 島根県松江市打出町33 島根県埋蔵文化財調査センター     ③Eメール maibun〔★→@〕pref.shimane.lg.jp     「6/17 連続講座申込」     参加者氏名(同伴者がいる場合は同伴者氏名)     電話番号 その他:講座の様子は後日、島根県公式YouTubeチャンネルで公開予定      島根県公式YouTubeチャンネル しまねっこCH     →再生リスト→埋蔵文化財調査センター     YouTubeアカウントをご登録すると、動画UPのお知らせが届きます。

  • 日本史研究会 古代史部会 2025-02

    #日本史研究会 ( #京都 )は、日本最大手の学会の一つです。このたび、次のとおり部会をひらくことになりました。ご多用の折かと存じますが、なにとぞご参加くださいませ。 → 日本史研究会について → 会誌『日本史研究』 日本史研究会 古代史部会 日 時:2025年2月24日(月・祝)15:30~18:00 会 場:①機関紙会館2F(京都市上京区新町通丸太町上ル春帯町)     ②オンラインZoom 報 告:鷲見 涼太     「仮)「教」の淵源と御教書への展望」 参 加: 申込みフォーム [2/23 日 正午まで]/対面参加は事前申込み不要 その他:終了後、対面参加は懇親会あり

  • 企画展「突撃!弥生人の食卓」

    #荒神谷博物館(#島根県出雲市斐川町)は、大量の青銅器が発見された、 #荒神谷遺跡 を紹介するためにつくられた博物館です。このたび次の企画展をひらくことになりました。ご多用の折かと存じますが、なにとぞお運びくださいませ。 → 荒神谷遺跡について 企画展 突撃!弥生人の食卓 期 間:2024年11月2日(土)~2025年2月9日(月)火曜休・年末年始休 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場: 荒神谷博物館 (島根県出雲市斐川町神庭873-8)     → 交通アクセスのページ 入館料:一般 420円/高大学生 210円/小中学生 110円 関連講座① 突撃!弥生人の食卓 日 時:2024年11月23日(土)13:00~16:00 会 場: 荒神谷博物館 交流学習室 (島根県出雲市斐川町神庭873-8)     → 交通アクセスのページ 講 師:柏谷 実加(荒神谷博物館 職員) 参 加:300円(資料代)/事前申込み 申込み:①TEL:0853-72-9044     ②FAX:853-72-7695     ③ お問合せフォーム 関連講座② 弥生時代の捕鯨 日 時:2024年12月21日(土)13:30~15:00 会 場:① 荒神谷博物館 交流学習室 (島根県出雲市斐川町神庭873-8)      → 交通アクセスのページ     ②オンライン 講 師:内田 律雄(海洋考古学会 会長) 参 加:300円(資料代)/事前申込み 申込み:①TEL:0853-72-9044     ②FAX:853-72-7695     ③ お問合せフォーム 関連講座③ 西川津遺跡の出土品を整理してみた! 日 時:2024年1月25日(土)13:30~15:00 会 場:① 荒神谷博物館 交流学習室 (島根県出雲市斐川町神庭873-8)      → 交通アクセスのページ     ②オンライン 講 師:深田  浩(島根県立古代出雲歴史博物館 主幹) 参 加:300円(資料代)/事前申込み 申込み:①TEL:0853-72-9044     ②FAX:853-72-7695     ③ お問合せフォーム

  • 歴博入門講座2024

    #島根県立古代出雲歴史博物館(#島根県出雲市)は、 次のとおり初心者むけの歴博入門講座をひらくことになりました。無料/対面/全2回。個別に参加することもできます。感染予防をとったうえでご参加くださいませ。 2024年度(令和6年度) 歴博入門講座 演 題:今さら聞けない 出雲大社の歴史 講 師:岡 宏三(専門学芸員) 日 時:2025年1月18日(土)13:30~15:00(受付13:00) 会 場: 島根県立古代出雲歴史博物館 講義室 (島根県出雲市大社町杵築東99-4)     → 交通アクセスのページ 参 加:無料/事前申込み[1/17 金 15時まで]/先着60名 申込み:① イベント参加フォーム (しまね電子申請)     ②電話 0853-53-8600     ③FAX 0853-53-5350 演 題:出雲国風土記が語ること 講 師:田中昇一(学芸員) 日 時:2025年2月15日(土)13:30~15:00(受付13:00) 会 場: 島根県立古代出雲歴史博物館 講義室 (島根県出雲市大社町杵築東99-4)     → 交通アクセスのページ 参 加:無料/事前申込み[2/14 金 15時まで]/先着60名 申込み:① イベント参加フォーム (しまね電子申請)     ②電話 0853-53-8600     ③FAX 0853-53-5350

  • ガイド養成講座 2025-02

    #島根県立八雲立つ風土記の丘( #松江市 )は、今年度の2024年度も #ガイド養成講座 をひらいているところです。感染予防をとったうえでなにとぞご参加くださいませ。 令和6年度 第8回ガイド養成講座 道楽の考古学 -レーザー計測データを活用した古墳の探索- 日 時:2025年2月15日(土)14:00~16:00 場 所: 島根県立八雲立つ風土記の丘 ガイダンス棟 (島根県松江市大庭町456)     → 交通アクセスのページ 講 師:松本 岩雄(本庄考古学研究室・島根県立八雲立つ風土記の丘顧問) 参加費:資料代200円/事前申込み不要/先着50名 対 象:年齢をとわず風土記の丘周辺で活動可能な方     講座終了後に出雲國まほろばガイドの会の一員として活動できる方

  • 冬季企画展「風土記の丘の弥生人」

    #島根県立八雲立つ風土記の丘( #島根県松江市)は、次のとおり冬季企画展をひらくことになりました。博物館のまわりも、出雲国府跡などの史跡や古墳がいっぱい。レンタサイクルなどで #古代出雲 を楽しんでみませんか? → 風土記植物園のページ 令和6年冬季企画展 風土記の丘の弥生人 ~水田を開いた人々の歩み~ 期 間:2025年1月11日(土) ~3月10日(月)毎週火曜休 時 間:09:00~17:00(入館は16:30まで) 場 所: 島根県立八雲立つ風土記の丘 展示学習館 (島根県松江市大庭町456)     → 交通アクセスのページ 入館料:一般 200円/大学生 100円/ 高校生以下 無料 その他: 史跡めぐりマップ

  • 島根大学総合博物館アシカル講座 2024-2

    #島根大学総合博物館アシカル ( #島根県松江市)・ #まつえ市民大学(島根県松江市)は、毎年、無料講座をひらいています。今年度の第2ステージでは次のテーマでひらくことになりました。博物館とあわせてぜひお運びくださいませ。 令和6年度 島根大学総合博物館アシカル講座 第2ステージ 日本列島とユーラシアの考古学 会 場:[148~150回] 島根大学 生物資源科学部3号館 202教室 ( 松江市西川津町1060)     [151回] 島根大学 生物資源科学部1号館 101教室 ( 松江市西川津町1060)     → 交通アクセスのページ 時 間:13:00~14:30 参 加: 無料 / 事前申込み [締切り各回2日前まで] 対 象:市民一般・高校生 2025年2月1日(土) 1月30日(木)締切り 13:00~14:30 3号館202教室 平郡達哉 ( 島根大学法文学部准教授・総合博物館兼任研究員 ) 「海を渡った支石墓  -弥生文化形成期における日韓交流の一側面-」 2025年2月8日(土) 2月6日(木)締切り 13:00~14:30 3号館202教室 坂川幸祐 ( 島根大学法文学部講師 ) 「遊牧民の腰帯からみた文化と交流  -先匈奴時代を中心に-」 2025年2月15日(土) 2月13日(木)締切り 13:00~14:30 3号館202教室 清水邦彦 ( 島根大学法文学部講師 ) 「加茂岩倉遺跡の時代の鋳造技術  -鋳造用具からのアプローチ-」 2025年2月22日(土) 2月20日(木)締切り 13:00~14:30 1号館101教室 岩本 崇 ( 島根大学法文学部准教授・総合博物館兼任研究員 ) 「古墳時代の開始と青銅器生産・流通の変革」

  • 大阪歴史学会 例会 2025-01

    #大阪歴史学会 (#大阪)は、日本最大手の学会の一つです。このたび、以下のとおり例会をひらくことになりました。オンライン開催ですので、ご都合がつきそうな方はご参加をなにとぞよろしくお願いいたします。 → 大阪歴史学会について → 会誌『ヒストリア』 大阪歴史学会 日本古代史部会(続日本紀研究会) 1月例会 日 時:2025年1月10日(金)18:30~21:00 参 加:無料/ 事前申込み [1/9 木まで] 報 告:アンデルセン・エミル・マルテ     「7世紀における渡来系移民の東山道・東海道安置政策」 その他:終了後、オンライン懇親会

  • 歴研大会準備報告会 2025-01

    #歴史学研究会 (#東京)は、日本最大手の学会の一つです。このたび、次のとおり第2回大会準備・援助報告会を対面でひらくことになりました。年度末のご多用の折かと存じますが、なにとぞご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 → 歴史学研究会について → 会誌『歴史学研究』 歴史学研究会 日本古代史部会 第2回 大会準備・援助報告会 日 時:2025年2月1日(土)14:00~(開場13:30) 会 場:明治大学駿河台キャンパス12号館 2094メディア教室( 東京都千代田区神田駿河台1丁目1 )     → 交通アクセスのページ 参 加:300円(資料代など)/ 事前申込み [1/30 木まで] 報告①: 井上 正望     「仮)古代・中世移行期における天皇と空間」 報告②: 髙橋 宙暉     「仮)平安中後期の留守について」

  • 出雲古代史研究会の思い出(荒井秀規)

    代表 荒井秀規 出雲古代史研究会の設立頃の思い出と言うことで、発足年の平成2年(1990)の手帳を見返してみた。35年ほど前になると記憶もあやふやである。それよりも先、出雲へも何回も来ているから、それらとの混同もあった。 初めて出雲の地を踏んだのは、1983年ではなかろうか。昨年、駒澤大学を退職された瀧音能之さんに連れられて、稲佐の浜で泳いだことは覚えている。その後、滝音さんや故関和彦さんと何度目かの出雲行きに、初めて飛行機で出雲空港へ降り立った。朝一便で羽田を発ち、9時過ぎには荒神谷に立っていた。内田律雄さんにもご同行いただいたかと思う。それまで、姫路ないし岡山まで新幹線、そこから中国山地を在来特急で越えて出雲まで来るだけで半日以上掛かっていただけに(今でもそうだが) 、航空機の便利さに驚いた記憶がある。以来、個人的には出雲へは航空機利用が普通となった。 閑話休題。手帳を見返して改めて驚いた。1990年7月27日(金)に出雲に入っている。瀧音さん、関さん、菊池照夫さんも一緒であったようだ。手帳の28日(土)は空白。どこを廻っていたのか。そして出雲古代史の大会(於島根大学)は29日(日)、手帳には「日御碕」とある。これは前日の行動か。そして、30日(月)に「巡見」とある。本会の発足当寺は、2日目の巡見まで含めて大会としていた。何回か続けたが、参加者各員個々に廻っている箇所が重なるようになり途絶えた。昨年、久しぶりに復活したが、毎年とするには運営側の負担が大きいようである。 手帳には続けて、31日に「おまつり」とある。これは鷺浦の柏神社の祭礼である。 一時期、大会のあと、内田さんのご案内で関さん、故小林覚さんほか何人かでこの祭礼に行くのがルーテイーンであったが、並河萬里撮影隊が入ってからはその意向によるのであろうか、祭礼の趣旨も内容も変わってしまい、いつしか行かなくなってしまった。最近の「おまつり」内容はどのようなものなのか。 さて、驚いたというのは、実はこの年、私は「巡見」にも「おまつり」にも参加していないようなのだ。というのは、29日、宿泊していた一畑ホテルへ戻ると、フロントで「妹さんから電話がありました」と知らせを受けた。その瞬間、聞かずとも内容はわかった。同居している高齢の祖母が亡くなったのだ。一応、家に電話して聞きたくない事を確認し、ホテルに翌日・翌々日の宿泊キャンセルを伝えた。その後のホテルの対応は素晴らしいものがあった。翌日朝一便への航空券変更、空港までの車の手配などはホテル側で全てしてくれた。とても有り難かった。 翌日、東京へ無事帰宅、翌々日の出棺の際に、日御碕で買った絵はがきをお棺のなかに入れたこと、ここまで書きながら思い出しました。 あとが続かなくなったので、ここまでとします。私事にわたり失礼しました。(了)

  • 出雲古代史研究34号と次号原稿募集

    【 2024/12/31 火まで 】 #出雲古代史研究会 | Izumo Ancient History Studies Group ( #島根県)は、会誌『 #出雲古代史研究』をおおむね年に1回だしています。今年の2024年(令和6年)も、会員の皆さまのおかげで『出雲古代史研究』34号を刊行できました。会員の皆さまにに厚くお礼を申し上げます。 → 出雲古代史研究会について → 会誌『出雲古代史研究』各号紹介 『出雲古代史研究』34号は、恒例の大会特集号と投稿論文です。 特集:『出雲国風土記』研究の現在-そのテキストを考える- 会誌『出雲古代史研究』34号 水口 幹記「風土記と漢籍-『出雲国風土記』の『文選』利用をめぐって」 山村 桃子「『出雲国風土記』「国稚く」と校訂される表現-国引条・恵曇郷条」 髙橋  周「細川家本『出雲国風土記』の検討」 吉永 壮志「『出雲国風土記』の校訂について」 井谷明子/板垣旭/内田律雄/久保田一郎/宍道年弘/平石充/平野卓治「『出雲国風土記』飯石郡条の多位社について」 酒谷美知子「素戔嗚尊の放浪と成就への導き:芥川龍之介「素戔嗚尊」論 アンデス・カールキビスト「英訳注論:『出雲国風土記』7」 ぜひ、ご味読ください。 非会員の方も、会誌『出雲古代史研究』を買うことができるようになりました。 サイトにある会誌ご紹介ページ をご確認のうえ、申込みフォームよりバックナンバーをお申込みくださいませ。会誌『出雲古代史研究』は、発行部数が少なく絶版となりやすいです。確実に入手したい方は、会員になることをおすすめいたします。 また、『出雲古代史研究』35号の原稿を募集します。投稿できる方は会員のみです。これを機に 出雲古代史研究会へ入会しませんか? ご投稿を希望される方は、 20 23年12月末日 までに 当会サイトご投稿のお願い(投稿規定) をご一読のうえ、 当会サイト原稿受付フォーム へご連絡をお願いします。投稿規程は『出雲古代史研究』第34号80ページにもございます。なにとぞよろしくお願いします。

  • 日本海地域と渤海使 第5回番外編

    委員 吉永壮志 最後に番外編として、『源氏物語』の作者として有名な紫式部(むらさきしきぶ)が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」でも描かれた日本海地域と中国の宋人について、お話したいと思います。 当コラムの第1回でも少し触れたように、紫式部の父である藤原為時(ふじわらのためとき)は長元2年(996)に越前守に任じられました。その前年には宋商の朱仁聡(しゅじんそう)らが若狭に来着し、その後に越前に移っており、学者で漢詩にも長けた為時が守として対応にあたったと考えられます。 『今鏡』巻9むかしがたり(からうた)には、為時を越前守に任じたのは「こまふど」(高麗人)と漢詩のやりとりをさせたいという「みかど」(一条天皇)の「御こころ」によるとあり、「国を去ること三年、孤館の月、帰程の万里、方帆の風」、「画鼓雷奔して、天雨降らず、彩旗雲そびえて、地風なす」という詩が贈答されたようです。 『今鏡』はあくまで歴史物語であるため、史実かどうか見極める必要はありますが、『本朝麗藻』(ほんちょうれいそう)下、贈答に為時が宋人に贈った漢詩(「覲謁の後、詩を以って大宋客の羌世昌に贈る 藤為時」)が収められており、先の『今鏡』の詩と同じ表現が確認できるため、『今鏡』の話も史実として問題ないと思われます。 それでは、為時はどこで宋人と漢詩をやりとりしたのでしょうか。それは、当コラムで越前における渤海使(ぼっかいし)の滞在先として述べてきた、敦賀湾近くの松原客館周辺であったのではないでしょうか。先に述べた『本朝麗藻』下、贈答の「覲謁の後、詩を以って大宋客の羌世昌に贈る 藤為時」には「賓礼還慙水館中」とあり、為時と宋人の漢詩のやりとりは「水館」で行われたことをうかがわせます。 また、宋商の朱仁聡は永延元年(987)にも越前にやって来て、その際、「敦賀津」で源信と会っており(『続本朝往生伝』(ぞくほんちょうおうじょうでん)15沙門寛印)、これも松原客館のある敦賀が宋人の滞在先であったことを示唆します。 さらに、時代は下るものの、元永2年(1119)頃のものとされる書状(東寺観智院旧蔵本『東大和尚東征伝』(とうだいわじょうとうせいでん)紙背文書)に「敦賀唐人」という語句がみえるのも、やはり敦賀が宋人の滞在地であったことを物語っています。そもそも、宋人は商人として貿易目的で日本にやって来ており、その相手先は主に京に暮らす皇族や貴族でした。そのため、少しでも京に近いところに滞在したかったのではないでしょうか。 以上、為時は越前国府ではなく、外国使節の滞在先であった敦賀の松原客館で宋人の対応にあたったと考えられることをお話してきました。その際、父為時とともに越前に下っていた紫式部が実際に宋人と交流したのかは記録が残っておらず、残念ながら不明としかいいようがありません。 ただ、例えば、任国に下る国守の国務運営マニュアルともいわれる『朝野群載』巻22「国務条事」35条の記載から国守の妻に取り入る者の存在がうかがえるように、国守とともに下った女性たちが国内支配に一定の影響力をもっていたことを考慮すると、為時と宋人との交流の様子を紫式部は知ることができたのではないかと思います。最後はあくまで個人的な感想にすぎませんが、当コラムをお読みの皆さんはどのように思われるでしょうか。   5回にわたって「日本海地域と渤海使」についてお話してきました。当テーマに関する著書や論文は多くありますが、以下に一般むけの書籍や私自身が執筆した関係論文等を掲載しますので、参考にしていただければと思います。(了) 《参 考》 古畑徹 『 渤海国とは何か 』( 吉川弘文館 、2018年、税込み1870円) 「失われたる王国」ともいわれる渤海について、わかりやすく説明した書。渤海に関する参考文献も最後に挙げられており、より深く渤海を知ろうとする場合の手引きにもなります。 大日方克己 『 出雲に来た渤海人-東アジア世界のなかの古代山陰と日本海域- 』(松江市ふるさと文庫22、松江市歴史まちづくり部史料編纂課、2019年、本体800円) 松江市域の歴史をわかりやすく紹介する「松江市ふるさと文庫」の一つ。出雲にやって来た渤海使について丁寧に説明しており、8世紀から10世紀はじめにかけての東アジア世界の動向と山陰の関係を知ることができます。 吉永壮志 「古代西日本海地域の水上交通-若狭と出雲を中心に-」(『ヒストリア』271、2018年) 吉永壮志 「古代北陸道の沿海ルートと能登半島」(佐々木虔一・笹生衛・菊地照夫編『 古代の交通と神々の景観-港・坂・道- 』 八木書店 、2023年、本体8500円) 今回のコラムで触れた渤海使や松原客館、能登客院について述べています。論文のため、やや内容が難しいかもしれませんが、興味関心があるようでしたら一読いただければ幸いです。 吉永壮志 「古代出雲の水上交通-日本海地域という視点から読み解く-」(島根県古代文化センター編『 古代出雲ゼミナール 』6、島根県・島根県教育委員会、2020年) 先に挙げた拙稿のうち、「古代西日本海地域の水上交通-若狭と出雲を中心に-」をもとに平成30年度島根県古代文化講座(会場:日比谷コンベンションホール)で話した内容を記した講演録。一般の方むけの講座で話した内容で、拙稿よりは平易な文章ですので、こちらも興味がありましたら一読いただければと思います。 なお、番外編に関しては、下記の自治体史や論文も参考にしていますので、より詳しくお知りになりたい場合は、是非一読ください。 福井県編『 福井県史 通史編1 原始・古代 』(福井県、1993年) 酒井健治「 平安時代中・後期における唐人来着と日本海-越前と若狭を中心に- 」(『市大日本史』22、2019年、大阪市立大学日本史学会) ※今まで吉永壮志の「日本海地域と渤海使」をご覧くださり、誠にありがとうございました。

  • 歴史学研究会例会 2025-01

    #歴史学研究会(#東京)は、最大手の学会の一つです。このたび次のとおり1月例会(新年会)をひらくことになりました。新年のご多用の折かと存じますが、ふるってご参加くださいませ。 → 歴史学研究会について → 会誌『歴史学研究』 歴史学研究会 日本古代史部会 2025年1月 例会 日 時:2025年1月25日(土)14:00~(開場13:30) 会 場: 早稲田大学 早稲田キャンパス3号館 7階704教室 (東京都新宿区戸塚町1-104)     → 交通アクセスのページ 報 告:古瀬奈津子(お茶の水女子大学名誉教授)     「仮)摂関政治と天皇」 参 加:300円(含資料代)/ 事前申込み [1/23 木まで] その他:恒例の古本市があります。重複した本などがありましたらご持参ください 新年会 日 時:2025年1月25日(土)17:45~19:45 会 場: 早稲田大学 戸山キャンパス38号館「戸山カフェテリア」 ( 東京都新宿区戸山1-24-1 )     → 交通アクセスのページ 参加費:一般 5000円 修士 3000円 学部生 1000円(予定)

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