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「」に対する検索結果が683件見つかりました

  • 出雲古代史研究会 役員 2021~2023

    #出雲古代史研究会(#島根県)役員 2021~2023年度 代  表:平石 充 代表委員:菊地 照夫|荒井 秀規 平石 充 |吉永 壮志 ​ 運営委員:平野 卓治|三舟 隆之|武廣 亮平|佐藤 雄一 林  健亮|久保田一郎|吉松 大志 庶務会計:野々村安浩|橋本 剛 会誌編集:平石 充 |久保田一郎 ​ 事務局長:大日方克己 広  報:吉松 大志|田村 葉子|間室江利子[2022年2月~]

  • 出雲古代史研究会 役員 2023~2025

    #出雲古代史研究会(#島根県)役員 2023~2025年度 代  表:荒井 秀規 代表委員:菊地 照夫|荒井 秀規 平石  充|吉永 壮志 ​ 運営委員:平野 卓治|三舟 隆之|武廣 亮平 久保田一郎|吉松 大志|佐藤 雄一 庶務会計:野々村安浩|橋本 剛 会誌編集:平石  充|久保田一郎 ​ 事務局長:大日方克己 広  報:吉松 大志|間室江利子|田村 葉子

  • いにしえ倶楽部連続講座 渋山池遺跡

    #島根県埋蔵文化財調査センター は、埋蔵文化財をより身近に感じていただくために調査の成果や出土品などを活用する文化財講座「#いにしえ倶楽部」を行っています。このたび史跡出雲国府跡の東にある渋山池遺跡(島根県松江市)についての講座をひらくことになりました。 →島根県埋蔵文化財調査センター 普及活用事業 →今までのいにしえ倶楽部 令和4年度 第4回 名もなき遺跡から⾒た出雲国府の成立 -松江市江渋山池遺跡の調査- 日 時:2023年3月5日(日)13:30~15:00(開場13:00より) 場 所:島根県埋蔵文化財調査センター 本館研修室(島根県松江市打出町33) →交通アクセスのページ 講 師:椿真治(島根県埋蔵文化財調査センター 主任) 申込み:無料/事前申込み/先着30名 ①電 話  0852-36-8608 ②ハガキ  〒690-0131 島根県松江市打出町33 島根県埋蔵文化財調査センター ③Eメール maibun〔★→@〕pref.shimane.lg.jp 「3/5 講座申込」 参加者氏名(同伴者がいる場合は同伴者氏名) 住所 電話番号 その他:講座の様子は後日、島根県公式YouTubeチャンネルで公開予定 島根県公式YouTubeチャンネル しまねっこCH →再生リスト→埋蔵文化財調査センター YouTubeアカウントをご登録すると、動画UPのお知らせが届きます。

  • いにしえ倶楽部連続講座 2023-1

    #島根県埋蔵文化財調査センター は、埋蔵文化財をより身近に感じていただくために調査の成果や出土品などを活用する文化財講座「#いにしえ倶楽部」を行っています。このたび島根県の古墳についての講座をひらくことになりました。 →島根県埋蔵文化財調査センター 普及活用事業 →今までのいにしえ倶楽部 令和5年度 第1回 石見の古墳 VS 出雲の古墳 -しまねの古墳発掘最前線- 日 時:2023年6月17日(土)09:30~12:00(開場09:00より) 場 所:島根県芸術文化センターグラントワ 多目的ギャラリー(益田市有明町5-15) →交通アクセスのページ 報 告:①吉松優希(島根県古代文化センター 主任研究員) 「名分丸山1号墳-県内最古級の前方後方墳の調査-」 ②松山智弘(島根県埋蔵文化財調査センター) 「五反田1号墳-徹底解剖!竪穴式石室の解体-」 ③佐伯昌俊(益田市教育委員会文化財課) 「スクモ塚古墳・大元1号墳-日本海沿岸の大首長墳の調査-」 参 加:無料/事前申込み/先着50名 ①電 話  0852-36-8608[平日 08:30~17:15] ②FAX    0852-36-8025 ②ハガキ  〒690-0131 島根県松江市打出町33 島根県埋蔵文化財調査センター ③Eメール maibun〔★→@〕pref.shimane.lg.jp 「6/17 連続講座申込」 参加者氏名(同伴者がいる場合は同伴者氏名) 電話番号 その他:講座の様子は後日、島根県公式YouTubeチャンネルで公開予定 島根県公式YouTubeチャンネル しまねっこCH →再生リスト→埋蔵文化財調査センター YouTubeアカウントをご登録すると、動画UPのお知らせが届きます。

  • 古代出雲を学ぶ~おススメ書籍紹介(3)~

    委員 吉松大志 みなさんこんにちは。出雲古代史研究会委員の吉松です。 出雲の古代史をさまざまな角度から学べる本をおススメするブログ 第3回目は古代出雲や風土記に興味をもった初心者にぴったりの本をご紹介します。 勝部昭著 『出雲国風土記と古代遺跡』 (日本史リブレット13) (山川出版社、2002年、A5変型判、110ページ、税込880円) 県職員として長きにわたり島根県の遺跡の調査や文化財保護に携わった勝部昭(しょう)氏が、『出雲国風土記』やさまざまな古代出雲の遺跡について平易に紹介した本です。 「くにびき神話と出雲国の成り立ち」「雲太といわれた出雲大社」「山陰道の要衝・出雲国府」「仏教の広まりと風土記時代の人々の営み」「共生の北つ海ネットワーク」の5章からなり、それぞれに図や写真をふんだんに使いながら、古代出雲の魅力についてわかりやすく解説しています。 全部で110ページほどなので、途中で飽きることなくサクサクと読み通すことができ、「タイパ」もばっちり。難しい専門用語や遺跡名などには、本文上に解説が付いているので(例えば「高天原 神話において語られる天上の国で、アマテラス大神が支配した」など)、いちいち辞書を引いたり検索したりぜずに、すらすらと読み進められます。 何かと物価が上がっているご時勢ですが、1,000円でお釣りがくる手ごろな価格も「日本史リブレット」の魅力の1つです。「古代出雲に興味はあるけど何がすごいの?」「出雲の古代遺跡について手軽に知りたい」という高校生・大学生にぴったりの一冊です。ぜひ読んでみてください。 →次回は6月末更新予定。

  • 古代出雲を学ぶ~おススメ書籍紹介(番外編)~

    委員 吉松大志 みなさんこんにちは。出雲古代史研究会委員の吉松です。 出雲の古代史をさまざまな角度から学べる本をおススメするブログ 今回は番外編として、今アツい「交通と出雲」を学べる企画をご紹介します。 ◎壮大なる出雲の交流ー国家形成期の出雲をめぐる古代交通ー 島根の歴史文化を調査研究している島根県古代文化センターが企画・制作したオンラインシンポジウムです。 日本海を舞台とした水上交通や古代山陰道などの陸上交通により、古代出雲地域はヤマトだけでなく九州や北陸とも密接な交流を行っていました。 このシンポは古代国家形成期における壮大な交流の痕跡から古代出雲の実像に迫るもので、森田喜久男氏の情感あふれる基調講演や、新進気鋭の山陰の古代史研究者による白熱したディスカッションが無料で楽しめます。 ◎企画展「しまね×交通クロニクル ー北前船からフォードまでー」 島根県立古代出雲歴史博物館では、7月7日から江戸時代~昭和時代の島根の交通の歴史をたどる企画展が始まります。 この時代は科学技術の発達により新たな交通手段が生まれた激動の時代でした。日本海が物流の大動脈であった海運の時代から鉄道・自動車の登場にいたるまでの島根の交通の歴史や、旅や観光を通じた人々の生活の移り変わりを学べる展覧会になっています。 古代の日本海交通の実態は史料が少なく不明なことが多いのですが、江戸時代の海運の様子から、古代の海上交通を考えるヒントが生まれてくるかもしれません。 ◎古代交通研究会第22回大会「律令国家の辺境と交通-揺れ動く境界と領域-」 古代における交通史の研究をリードする古代交通研究会。今年の大会は国家の辺境と交通の関係を考えるテーマです。 7月1日(土)・2日(日)の2日間にわたって開催され、1日目は発掘調査の事例報告、2日目は主に陸奥・出羽といった東北地方を中心に、古代国家の支配領域や境界設定、またそれらと交通路との関係を議論するシンポジウムが予定されています。 事前申込制ですが、誰でも無料で参加することができます(現地とオンラインのハイブリッド開催)。申込は明日までとなっていますので、ご興味のある方はお急ぎください! →次回は7月末更新予定。

  • 日本史研究会 大会共同研究報告援助報告会 2023-08

    #日本史研究会(#京都)は、日本最大手の学会の一つです。このたび次のとおり大会共同研究報告援助報告会をひらくことになりました。ご多用の折かと存じますが、ぜひご参加くださいませ。 →日本史研究会について →会誌『日本史研究』 日本史研究会 古代史部会 大会共同研究報告援助報告会1 日 時:2023年8月21日(月)18:30~21:00 会 場:オンラインZoom 報 告:堀 裕 「平安京遷都前後の仏教-政治史・制度史を中心に-」 参 加:無料/事前申込み[8/20 日 正午まで] 日本史研究会 古代史部会 大会共同研究報告援助報告会2 日 時:2023年8月28日(月)18:30~21:00 会 場:オンラインZoom 報 告:山田 邦和 「平安京と仏堂・寺院」 参 加:無料/事前申込み[8/27 日 正午まで]

  • 古代天皇研究会6

    #古代天皇研究会(#東京)は、日本古代の天皇とその周辺を検討する研究会です。天皇を中心に、①天皇と天皇を支える身位、②天皇という存在の影響力(天皇権力を背景におこなわれる統治行為なども含みます)などを研究していきます[2020年6月6日 古代天皇研究会の活動方針より]。 「古代」と「天皇」をつけていますが、古代天皇研究会は、この2つにとどまりません。古代に続く中世などほかの時代、太上天皇・女院・三后(皇后・皇太后・太皇太后)・皇太子・摂関など天皇以外の身位、日本以外の国家の君主、文化人類学などほかの分野、といった様々な縦割りをこえ、天皇をトータルにとらえることをめざしています。 このたび、次のとおり研究報告会をひらくことになりました。オンラインもありますので、地方住みの方も参加しやすくなっています。ご多用の折かと存じますが、ご関心がある方はお誘いあわせのうえ、お申込みくださいませ。 第6回 研究報告会 日 時:2023年8月5日(土)15:00~17:30(14:30開場) 会 場:①明治大学 駿河台キャンパス アカデミーコモン9階309C教室(千代田区神田駿河台1-1) →交通アクセスのページ ②オンライン 参 加:300円(資料代)/事前申込み[8/3 木まで] 支払い:①対面…当日の8/5(土)に会場へ持参 ②オンライン…三菱UFJ銀行 柏支店 普通 0676657 古代天皇研究会 里舘翔大(コダイテンノウケンキュウカイ サトダテショウダイ) paypayでのご送金にも対応します…問い合わせ先・桜田 報 告:杉田建斗(東京大学大学院 博士課程) 「日本古代における内裏鎮守祭祀の構造-御巫・宮主・忌部を中心に-」 その他:アカデミーコモン内明治大学博物館(会場隣) 企画展「東国の古墳文化の実像を求めて-大塚初重と明大考古学-」開催中

  • 古代出雲を学ぶ~おススメ書籍紹介(4)~

    委員 吉松大志 みなさんこんにちは。出雲古代史研究会委員の吉松です。 出雲の古代史をさまざまな角度から学べる本をおススメするブログ 今回はインターネットで無料で読める古代出雲の本をご紹介します。 島根県古代文化センター編 『しまねの古代文化』第1号〜第5号 (1993年〜1998年、島根県教育委員会、国会図書館デジタルコレクション) 島根の歴史文化を調査研究している島根県古代文化センターが毎年刊行している講演録です。現在30号まで刊行されており、近刊は島根県文化財愛護協会で販売しています。 実はこのうち第1号から第5号まではインターネットで無料で読むことができるのをご存知でしょうか。 日本最大の蔵書数を誇る国会図書館は、入手困難本のデジタル化を進めており、昨年5月から、約242万点(今年5月時点)ものデジタル化された書籍を閲覧することができるようになりました(利用登録とログインが必要)。 実は今回ご紹介した上記講演録もその中に含まれており、PC・スマホ上で読んだり、指定したページだけをPDFで取り出して印刷することもできます。 例えば、上田正昭氏の「古代出雲と日本海文化」(第3号)や、瀧音能之氏の「出雲神話の再検討」(第4号)といった古代出雲研究の第一人者の講演が文字で楽しめます。講演録なので、ですます調で読みやすく、短時間で古代出雲の基礎が学べます。 今後第6号以降も順次公開されていくようです。また「しまねの古代文化」以外にも古代出雲に関するさまざまな書籍が無料で読めますので、この機会に国会図書館デジタルコレクションでお気に入りの1冊を探してみてはいかがでしょうか。 →次回は8月末更新予定。

  • ガイド養成講座 2023-08

    #八雲立つ風土記の丘(#島根県松江市)が、つぎのとおり #ガイド養成講座 をひらくことになりました。感染予防をとったうえでご参加くださいますようよろしくお願いいたします。 令和5年度第2回ガイド養成講座 出雲国司の春夏秋冬 ~古代の公務員の仕事ぶり~ 日 時:2023年8月5日(土)14:00~16:00 場 所:島根県立八雲立つ風土記の丘 ガイダンス棟(島根県松江市大庭町456) →交通アクセスのページ 講 師:吉松 大志(宮内庁書陵部) 参加費:資料代200円/事前申込み不要/先着50名 対 象:年齢をとわず風土記の丘周辺で活動可能な方 講座終了後に出雲國まほろばガイドの会の一員として活動できる方

  • 夏季企画展「古代の秘宝を探せ!!」

    #島根県立八雲立つ風土記の丘(#島根県松江市)は、このたび次のとおり夏季企画展をひらくことになりました。博物館のまわりは、古墳や国府跡などの遺跡もたくさんあります。レンタサイクルでまわってみるのもいかがですか? →史跡マップのページ 夏季企画展 古代の秘宝を探せ!! ~ ウシナワレタドウグ ~ 期 間:2023年7月8日(土) ~8月28日(月)毎週火曜休 時 間:09:00~17:00(入館は16:30まで) 場 所:島根県立八雲立つ風土記の丘 展示学習館(島根県松江市大庭町456) →交通アクセスのページ 入館料:一般 200円/大学生 100円/小中高生 無料 その他:出雲古代史研究会大会の会場です 第48回ガイダンス山代の郷ロビー展 山代周辺の史跡をめぐろう 期 間:2023年7月22日(土) ~10月9日(月)毎週火曜休 時 間:09:00~16:30(入館は16:00まで) 場 所:ガイダンス山代の郷(島根県松江市山代町470-1) →交通アクセスのページ 入館料:無料 その他:出雲古代史研究会リール 風土記をたずねて意宇編1

  • 企画展「出雲平野の開発を始めた弥生人」

    #出雲弥生の森博物館(#島根県出雲市)は、#四隅突出型墳丘墓(西谷墳墓群)を紹介するためにつくられた博物館です。ただ今、次の企画展などをひらくことになりました。マスクや手洗いなど感染予防をとったうえでご覧くださいませ。 →西谷墳墓群について 夏季企画展 出雲平野の開発を始めた弥生人 期 間:2023年7月29日(土)~10月23日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ その他:8/6(日)・9/17(日)・10/14(土)午前10:00~ ギャラリートーク/無料/予約不要 関連講演会 日 時:2023年9月9日(土)14:00~16:00 講演者:下條 信行(愛媛大学名誉教授) 演 題:「開発と道具~石から鉄へ~」 参 加:無料/事前申込み/80名 日 時:2023年9月24日(日)14:00~16:00 講演者:河合 章行(鳥取県立むきばんだ史跡公園) 演 題:「弥生時代における道具の進化」 参 加:無料/事前申込み/80名 《申込み方法》 電 話:0853-25-1841 FAX :0853-21-6617 メール:yayoi@city.izumo.shimane.jp ギャラリー展 いつまでも戦後でありたい2023 旧大社基地滑走路に残る作業者の足あと 期 間:2023年7月5日(水)~10月30日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ その他:7/29(土)・8/26(土)・9/30(土)・10/28(土)午前10:00~ ギャラリートーク/無料/予約不要 速報展 古志遺跡群発掘調査速報展 ~中世古志郷の調査~ 期 間:2023年7月5日(水)~10月30日(月)毎週火曜休館 時 間:午前09:00~17:00(入館は16:30まで) 会 場:出雲弥生の森博物館(島根県出雲市大津町2760) →交通アクセスのページ

  • ガイド養成講座 2023-07

    #八雲立つ風土記の丘(#島根県松江市)が、このたび #ガイド養成講座 をひらくことになりました。この日から夏季企画展「古代の秘宝を探せ!!」もはじまります。ご多用の折かと存じますが、ご都合がつく方はぜひお運びくださいませ。 令和5年度第1回ガイド養成講座 出雲国造神賀詞の国譲り神話 日 時:2023年7月8日(土)14:00~16:00 場 所:島根県立八雲立つ風土記の丘 ガイダンス棟(島根県松江市大庭町456) →交通アクセスのページ 講 師:佐藤 雄一(駒澤大学文学部) 参加費:資料代200円/事前申込み不要/先着50名 対 象:年齢をとわず風土記の丘周辺で活動可能な方 講座終了後に出雲國まほろばガイドの会の一員として活動できる方

  • 古代出雲国に移配されたエミシ 第1回

    委員 武廣亮平 出雲古代史研究会委員の武廣亮平です。今回から古代出雲国における移配エミシの問題について、私見も含めて書いてみたいと思います。この内容は『出雲古代史研究』第8・9合併号の「出雲国の移配エミシとその反乱」を中心にしたものです。 本題に入る前に、まず私と本研究会との関わりについて簡単に紹介します。出雲古代史研究は発足当初から委員として研究会の運営に携わりました(詳細は菊地照夫さんの「私の出雲古代史研究 第7回」参照)。 実際の会の運営は代表である関和彦さんや、出雲の内田律雄さん、野々村安浩さんに「おんぶに抱っこ」でありましたが、大会当日の会場設営や、報告者として何とか最低限の責務は果たしました。特に第1回大会(テーマ:国引神話)、第2回大会(テーマ:神賀詞)、第4回大会(テーマ:新造院)の大会では研究史をまとめるという重要な役割を任され、とにかく関連文献を読み漁ったことを記憶しています。この時に勉強した内容は今でも私の財産となっています。 今回のテーマは出雲国に移配されてきたエミシですが、それについて述べる前提として、そもそもエミシとはどのような人々なのか、また移配とはどのような政策なのかを確認しておく必要があります。 エミシは古代の日本列島東北部に居住していた人々に対する呼称であり、漢字表記として「蝦夷」と書かれることが多いですが、これは中国の東方に居住する異民族を「東夷」と称することに影響されたものと考えられています。エミシに関する表記はこのほかに「俘囚」「夷俘」などがありますが、ここでは特に漢字で表記する必要のない限り「エミシ」と書きます。 エミシが特定の人間集団と認識されるようになった時期については定かではないですが、『宋書』倭国伝の倭王武(ワカタケル大王-雄略天皇)の上表文に「東は毛人を征すること五十五国」とあり、この「毛人」も東方の異民族を指す語であることから、5世紀後半のヤマト政権の段階から列島東部の集団に対する独自の認識があったことがわかります。 ただしこの「毛人」がエミシに直接結びつく集団であるのかという点については明らかではなく、おそらくヤマト政権が国造やミヤケなどの地方支配制度を列島北部にも拡大していく過程で形作られていった集団認識と考えられます。一方で上述のようにエミシは漢字で「蝦夷」と書かれるように中国の異民族概念の影響を強く受けていることも忘れてはなりません。エミシと呼ばれた人々の実像を明らかにすることの難しさは、関連史料がエミシに対する差別的な意識で書かれているところにあります。 また考古学の立場からみると本州~九州は弥生文化から古墳文化と展開するのに対し、北海道は続縄文文化から擦文文化という独自の文化形態をたどることが知られています。その中間的地域である東北北部でも続縄文土器や擦文古土器が出土することから、エミシは北海道を中心とした北方系文化の要素と、本州を中心とする列島文化の要素をあわせ持つ多様な人間集団という見方も有力です。 次にエミシの内国への移配と、それに関連する政策について概観します。「移配」とは、律令国家の成立・展開期である8~9世紀(奈良時代~平安時代前期)にかけて、征夷などの軍事活動を契機として国家に投降したエミシ集団を、彼らの本来の居住地である東北地域(陸奥国、出羽国)から他の地域に移住させる政策です。 その初見は神亀2年(725)の「俘囚」(国家に投降したエミシに対する表記)の西国への移配記事であり、これは前年に起きた「海道蝦夷」の反乱と関わるものと考えられます。エミシを移配する目的としては、国家に抵抗するエミシの勢力を分散させて勢力を弱めるという理解が支配的ですが、俘囚が東国防人の代替兵力としての役割を期待されている史料もあることから、軍事的な利用価値を求めているという特徴も指摘できます。 関連史料から移配の内容をみると、8世紀の「俘囚」の移配先は西国です。宝亀7年(776)までは征夷による投降者を主体とした移配と思われますが、延暦年間(782~805)以降は移配先における問題行動により、別の場所への懲罰的な移配記事も見られるようになります。 一方エミシの族長クラスとされる人物やその配下集団の移配も確認され、これは延暦13年(794)頃に行われた坂上田村麻呂による征夷に伴うものとされます。移配の規模も延暦年間には拡大したようであり、そこにおける集団表記も「蝦夷」と「俘囚」を併せた「夷俘」へと変化します。これは移配されるエミシ集団の実態が多様化したことを窺わせるものです。 出雲国にエミシが移配されるのはこの延暦年間です。次回以降は出雲国に移配されたエミシの史料を読みながら、なぜ出雲国に移配されたのかといった点を中心にまとめてみたいと思います。 →11月15日(火)に続きます

  • 新年のごあいさつ2023

    謹んで新春をお祝い申し上げます。 旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。今年も引き続き大会をひらき、会誌『出雲古代史研究』を刊行できるよう努める所存です。 出雲古代史研究会は、皆さまと古代出雲の最前線をつくることをめざしてデジタル化をすすめています。このたびは会誌『出雲古代史研究』の目次を掲載しました。 出雲古代史研究会 > 会誌ご紹介 出雲古代史研究会 > 会誌1-19号 本年も倍旧のお引き立てのほどひとえにお願い申し上げます。 2023年1月4日(水)

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