平安時代のころから貴族たちは政務の参考とすべく日記を書き続けました。『#小右記』は、#藤原道長 と同じころに生きた、#藤原実資 が書いた日記です。その現代語訳の第15巻がでました。
倉本一宏 編
『現代語訳 小右記』全16巻
本体3200円、吉川弘文館、2022年10月
[最新刊]15巻 万寿4年(1027)7月~長元2年(1029)10月 道長薨去
病に苦しんでいた藤原道長は、娘の妍子(三条天皇中宮)の後をおうようにして亡くなりました。時に62歳。実資は道長や妍子が亡くなるまでのできごとを克明に書き残します。こうして一つの時代がおわり、息子の藤原頼通の時代が幕をあけるのです。
《参 考》
服部敏良『王朝貴族の病状診断〈新装版〉』吉川弘文館、2020年1月、本体1900円
[近刊]新古代史の会『人物で学ぶ日本古代史3』吉川弘文館、2022年11月、本体1900円