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出雲国風土記百景(第3景)

更新日:2021年12月29日

第3景 西比田の夕


第3景 西比田の夕(2013年7月23日撮影)


夕暮れの安来市広瀬町西比田。近世の安来阿井往還の宿場町的景観が残る(撮影時点)。


『出雲国風土記』の地理について検討した人はよくご存じと思うが、この地域は飯梨川の最上流域にあたり、近世以降は能義郡だが『風土記』では仁多郡の地域である。現在の生活感覚でも仁多郡家のある仁多町高田への分水嶺越えはさほど急でなく平坦で、距離は安来平野部にでるよりもはるかに近い。


『風土記』を子細に読むと、隣接する郡への交通路が記されていないのは意宇郡―仁多郡だけである。(平石 充) 


※毎週土曜日に更新中。

 

・写真は加工されており、資料的価値ありません。写真としてお楽しみください。

・解説は撮影者によるもので、出雲古代史研究会の公式見解ではありません。

・写真の無断転用はお断りします。

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