島根県松江市は、市の節目にあたること、市の範囲が大きく変わったこと、今まであまり調べられてこなかった、特に近世・近代の資料を集め、保存し、後々まで伝えるために、2008(平成20)年度から新しい『松江市史』をつくりはじめました。11年後の2019(平成31・令和元)年度に、『松江市史』全18巻(史料編・通史編・別編)が、予定どおり完結ています。
《参考》
上野富太郎 編『旧版 松江市誌』1941(昭和16)年 /上野富太郎/ 野津静一郎 編『復刻版 松江市誌』名著出版、1973(昭和48)年
2005(平成17)+2011(平成23)新・松江市の誕生← 平成の大合併(鹿島町+島根町+美保関町+八雲村+玉湯町+宍道町+八束町+東出雲町)1999(平成11)~2010(平成22)
2007(平成17)~2011(平成23)松江開府400年祭/市報松江2007年4月号
古代史では初めて平安時代が書かれたことが大きいです。松江の古代史と中世史がつながりました。大陸東北部にあった渤海国との交流や、東北・北海道方面のエミシの強制移住など、『#松江市史』は、海の恵みでつちかわれた「#古代出雲」をより深くほりさげ、より広げたといえるでしょう。
『松江市史』の成果をわかりやすく伝える、下のような様々な本もだし続けているところです。
このうち、松江ふるさと文庫から新しく次のような荘園の文庫本がでました。
[松江市ふるさと文庫26]
西田友広『荘園のしくみと暮らし-松江の中世を探る-』2021(令和3)年、松江市歴史まちづくり部史料調査課、本体800円
古代史関係のまつえふるさと文庫は下のとおりです。
【購入方法】
郵 送:〒690-0826島根県松江市学園南一丁目20番43号
FAX :0852-55-5495
メール:shiryo 【★→@】 city.matsue.lg.jp
② 主な書店(島根県内)
この本をつくるにあたって、埋もれていたたくさんの資料(史料)がみつかりました。そして前の松江市誌(1941 | 昭和16)より後のできごとも記録できました。最新の松江の歴史をご覧のうえ、ぜひご活用いただけましたら幸いです。