『#出雲国風土記』は、8世紀に成立した日本初の地理書です。「#古代出雲」を考えるうえで欠かせない史料の一つといえましょう。『出雲国風土記』は原本が残っていません。江戸時代から急激に写本がふえます。このたび、その『出雲国風土記』の重要な写本の一つを写真で撮影した新しい史料本が出版されました。ご関心がある方はぜひご覧下さいませ。
ハーベスト出版、2021年、本体1000円
《参 考》
大日方克己「本居宣長・小篠敏ネットワークのなかの『出雲風土記抄』(『社会文化論集』14、2018年3月、島根大学法文学部紀要社会文化学科)
高橋周「近世出雲における『出雲国風土記』の写本とその系譜」(『古代文化研究』26、2018年3月、島根県古代文化センター)
島根県古代文化センター『解説 出雲国風土記』今井出版、2014年3月、定価1852円