委員 吉松大志
みなさんこんにちは。出雲古代史研究会委員の吉松です。
出雲の古代史をさまざまな角度から学べる本をおススメするブログ
今回は今月出版されたこのコーナーにうってつけの一冊をご紹介します。
(平凡社、2024年、四六判、357頁、税別3,900円)
文献史学や考古学などで活躍中の19名が、さまざまな視点から出雲古代史の今を解説する一般向け書籍が、今月出版されました。僭越ながら、私も豪華な執筆陣の末席に加えていただいております。
「国譲り神話」「スサノオ」「神賀詞奏上儀礼」「神社」「交通」「日本海交流」「玉作り」など、バラエティに富んだ19講。いずれも最新研究をわかりやすくコンパクトにまとめていますので、興味のあるテーマからサクサクと読み進めることができます。
ハンディな四六判サイズですが、図や写真などには1ページまるまる使っているので、とても見やすいレイアウトになっているのも特徴です。
神話や神社などから、とかく特別視されがちな出雲ですが、本書を読めば、出雲を知ることで、古代日本への理解が深まることが分かっていただけると思います。まさに「知られざる古代日本への、格好のガイドブック。」(平凡社HP)なのです。
→次回は2月末更新予定。