【会場+オンライン】2022年 出雲古代史研究会 大会がいよいよ来月に迫ってきました。今年のテーマは「古代・中世の斐伊川をめぐる諸問題」です。毎週4報告について順次、ご紹介してまいります。最終回の今回は、原慶三報告です。
古代・中世の斐伊川をめぐる諸問題
斐伊川流域における中世的所領の成立と終焉
原慶三
斐伊川流域所領の形成・発展過程と流路の変遷を検討します。大社領は国司寄進地と在庁官人等寄進地で構成されます。楯縫郷内多久郷内久木村は一七世紀半ばには田数二八四町余の大村となりました。近世初頭の要塞都市松江の建設は西流路を消滅させました。