どんな分野であれ、学問は、#データー を集めることからはじまります。#歴史学(=#文献歴史学) のデーターは、#文献史料(=#史料) が中心です。この度、#日本古代史 のデーター(史料)を解説した本が新しくでました。
そしてどんな分野であれ、データーをそのまま使いません。自分がたてた仮定と、観測・実験からえたデーターがあわないケースもよくおこります。自分が集めたデーターは、批判的にみていく作業をへて、初めて「私はこう思う」(=主観性)→第三者も説得できる「考え」(客観性= #科学性)へ変身するのです。
歴史学の場合、古文書(史料)などの文字を読むことに目がむきがちですが、その際に必ず、二つの #史料批判(#外的批判 ・ #内的批判) という作業を行います。
《参考》
togetter(ツイッターのまとめツイート) 2019年6月18日更新「歴史の史実 ってなに?」『史実』ができるまでの過程を素人目線でわかりやすく描いてみた→「文系大学生は目を通すべき」「だからたのしい!」。
この「考え」(客観性= #科学性)をえる「史料批判」(データー批判)こそが、違う立場の人をつなげる重要なカギとなるのです。そのうえ、このデーターを批判するという作業は、ニュースなど私たちの暮らしにもいくらでも応用がききます。
この本は、いわば日本古代史の史料批判の入門書になります。日本古代史を学びたい、という方はぜひご覧下さいませ。